『天晴爛漫!』2話感想 レーサーに憧れる女性ジン・シャーレン

3.0

『天晴爛漫!』第2話「in the Dark」感想です。

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前回あらすじ

空乃天晴は働くこともせず、機械いじりばかりしている少年だった。下級役人の一色小雨は、そんな天晴のお目付役に任命される。天晴は、小雨の説得など聞かず、かねてから製作していた小型蒸気船で出航すると言い出し、天晴の姉・綾音が見送るなか、本当に海へと繰り出した。慌てた小雨は蒸気船に飛び乗るが、ひょんなことから、太平洋を漂流する羽目になってしまう。偶然通りかかった米国籍の巨大な蒸気船に救出されたものの、天晴と小雨はアメリカのロサンゼルスに渡ることになってしまった。

2話あらすじ

小雨はなんとかして日本に帰ろうと土下座を繰り返すが、お金がないと船に乗ることもできない。そこで働き先を探すものの、東洋人を雇ってくれる企業はどこにもなく、途方に暮れていた。

そこで、公園で見つけた殴らせ屋のパフォーマンスを見て、それを真似することで小金を稼ぐことに。ところが、天晴は開催されていた自動車レースに興味を惹かれ、その入場料に稼いだ資金を使ってしまう。天晴は会場でアメリカ大陸横断ワイルドレースの存在を知る。そして、そのレースに参加すると言い出した。

深夜、レース会場で見た車を偵察するためにドックへと忍び込む。そこでは女性ドライバーが車を走らせていた。彼女は景・夏蓮と名乗った。夏蓮はレーサーを夢見ていたが、女性差別のために叶わず、夜な夜な隠れて車を走らせていたのだ。夢を諦めるつもりだった夏蓮だが、天晴のひたむきさと純粋さに触れ、少しずつ前向きになり始める。

翌日、天晴と小雨が殴らせ屋の仕事を終え帰途につくところで、少年が男に袋叩きに遭っているのを目撃する。少年は昨日に飲食店で首にタトゥーが入った男を探していた人物だった。助けに入る小雨だが、拳銃を見ると身体が固まってしまった。そこに現れたのは、謎のガンマンの男だった。

夏蓮との出会い

景・夏蓮(ジン・シャーレン)という新キャラクターが登場。レーサーに憧れる華僑という設定で、強気な性格という感じだろうか。実家はクリーニング屋を営んでいて、実際に当時の華僑はクリーニング店や料理店を経営していることが多かったらしい。

レーサーが女人禁制という決まりは聞いたことがないが、当時は全体的に女性差別社会だっただろうし、レーサーに就きたいと思う女性も少なかっただろうから、無碍な反応をされるのも変なことではないと思う。せっかく可愛い女性キャラクターなんだから、どうせなら夏蓮をドライバーに雇えばよかったのに。声優も天ちゃんだし。

また、ホトトとディラン・G・オルディンというキャラクターも出てきて、続々と役者が揃いつつあるのだが、なかなかレースが始まらないのがやっぱり退屈。レースの前に登場人物を紹介するんじゃなくて、レースを通じてキャラクターを掘り下げて欲しかった。まだまだ出てきてないキャラクターがいっぱいいるみたいだけど、いつになったらレースが始まるんだろうか。『Fairy gone』もそうだったけど、PA Worksのアニメはスロースターターなことが多い。あと、天晴の天衣無縫な性格がなかなか好きになれないなあ。小雨は好きなんだけど。その小雨はどうやら銃で親しい人がやられたせいで、トラウマが残っているようだ。後々伏線になるかもしれない。

色々と先に期待するようなことを書いたが、4話以降は放送延期が決まった。まあ仕方ないんだけど今期アニメは半分が放送延期になっていて寂しい。PA Worksは『SHIROBAKO』の劇場版も興行収入に多少の影響が出ただろうし、『A3』も放送延期になったし踏んだり蹴ったり。やっぱり1クール作り終わってから放送にしないと、これから先はダメだと思う。夏アニメもこの様子だとほとんど全滅だろう。

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