『天晴爛漫!』第4話「Let It Go」感想です。
前回あらすじ
少年を助けたガンマンは伝説のアウトロー・サウザンドスリーのディランだった。少年はホトトと名乗り、天晴たちと共に行動することに。ある日、渡米してきた世界三大自動車メーカーのひとつのBNWの御曹司のアル・リオンが滞在場所にするため、倉庫を出て行けと言われてしまう。天晴はアルに勝ったら、倉庫を使わせてくれることを条件に勝負を挑んだ。天晴はジャンクパーツを集め、蒸気船の改造に着手。レース序盤はアルのガソリン車に差をつけられるが、崖を飛び降りるショートカットで追い縋る。そしてゴール直前で、天晴が緊急加速装置を発動。車は大破したが、小雨がゴールに飛び込んだ。
4話あらすじ
シャーレンはレース場のオーナーにレーサーを志願するが、受け入れられなかった。その様子を見ていたレーサーのデビットはシャーレンを馬鹿にしてきた。事態を収めるため、オーナーはシャーレンとデビットのレース勝負を提案する。
シャーレンに与えられたのはエンジンで劣る0号車だった。彼女は天晴に整備を頼みにいく。天晴はシャーレンにアルを紹介し、彼の会社の整備スタッフに車の整備を任せた。
レース当日。体重の軽いシャーレンがスタートダッシュを決めて先行するが、エンジン性能で勝るデビットがすぐさま追い越し、先行する形になった。しかしシャーレンも持ち前のドライビング技術で、デビットの背後にピタリと付ける。
ファイナルラップ。ずっと先行していたデビットの車のタイヤは摩耗しグリップが効かなくなっていた。コーナーで大きく膨らんだところをシャーレンがインから刺してオーバーテイク。しかし負けを認められないデビットはシャーレンに車をぶつけ、バランスを崩させた。
デビットはオーナーにぶん殴られ、シャーレンはデビットの仲間からも認められた。オーナーは彼女に0号車をプレゼントし、大陸横断レースで勝ち上がり、女性レーサーの地位を向上させてやれと送り出すのだった。
3ヶ月ぶりの放送再開
元々は2020年の春期のアニメだった『天晴爛漫!』だが、コロナ禍の影響でアフレコができず、放送が延期していた。3ヶ月ぶりにようやく放送再開になり、とりあえず良かった。このアニメはもう既に完パケしていると思うが、またいつアフレコができなくなってもおかしくないような状況が続いていて、今後のアニメへの影響も気になる。
さて本編だけど、正直これまでの話を忘れていた。それどころか『天晴爛漫!』を観るのも忘れていて、感想の更新もこんな後になってしまったのは不徳の致すところ。今回のメインは、デビットとシャーレンのレース勝負だが、正直レースの描写はイマイチだったような気がする。デビットとシャーレンの駆け引きみたいなのを期待していたが、実際それはあったんだけど説明を全部アルとオーナーにさせていて、ちょっと説明っぽさが強くなっていたと思う。シャーレンやデビットの心の声として描いた方が臨場感があったのではないか。
ストーリーはスカッとした。シャーレンの実力を認めた上に、女性レーサーが世間に受け入れられるための建設的な提案をして、その達成のために車までプレゼントするオーナーがいい人すぎる。デビットを殴ったのもドライバーの安全を第一に考えているからで、周りのみんなから慕われてるのが分かる。それにしても4話になってもまだ大陸横断レースが始まらないのは意外だった。5話からはようやく始まりそうかな。
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