『天晴爛漫!』8話感想 小雨がついにトラウマを克服

3.0

『天晴爛漫!』第8話「HEAVY RAIN」感想です。

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前回あらすじ

天晴はギルの策略を止めるためにレースを捨てて全速力で絶望の谷に向かった。ディランの対処もあり、参加者は爆破に巻き込まれずに済んだものの、限界突破した天晴の車は壊れてしまう。アルとシャーレンが牽引してもらい、なんとかチェックポイントに到着。爆破の件を告発する。家族の仇を果たさんとするホトトの涙の訴えに、ギルは感銘を受けて仮面を外す。彼らはギルを騙っていただけで、バッド兄弟という別のマフィアだった。

8話あらすじ

先行した参加者は謎の集団に襲撃に遭い、無惨な姿となってしまった。生き残ったリースマンは集団はギルズスネークが彫られた人物たちで構成されていたと話し、北の宿場町に向かったという。彼らを追って向かった寂れた宿場町で、天晴たちはギルズスネークを持つ男たちに包囲される。アルは保安官に警護を依頼していたが、その男もギルの手下の仲間だった。

小雨は刀で応戦しようとするが、トラウマのために抜刀することができない。落ち込む小雨に、バーの女将が叱咤する。その言葉で小雨は自分が何のために剣の腕前を磨いてきたのかを考え直すのだった。

捕らえられた天晴たちは絞首台に架けられようとしていた。助けを待つ天晴たちの元に小雨が現れる。彼は圧倒的な剣術で、ギルの手下たちを翻弄し、ボスを奥義「烈・永遠不知夜」で倒した。

次のチェックポイント・デンバーに辿り着いたのは、わずかディラン、TJ、リースマン、シャーレン、アル、天晴、バッド兄弟の7組だった。そしてリースマンは本性を現す。彼こそがギル本人であった。

小雨がトラウマを克服

今回は小雨に焦点が当たった回。ホトトの出逢いの頃から、彼にはトラウマがあるということが分かっていて、それをいつ克服するかが一つの見所だったが、仲間を想う気持ちから、今回覚醒した。同時にホトトの復讐も果たせたことになる。裏寂れた荒野の街で、荒くれ者と正義漢が対峙するところは西部劇や『用心棒』のオマージュだと思われる。制作陣はそういう映画が好きなんだなということは伝わってきた。

小雨が技を繰り出すシーンは、なんだかバトルアニメを見ているかのようだった。あのシーンだけ浮きすぎていて笑ってしまった。文字まで出るのは流石にやりすぎじゃないかと思う。銃弾を避けたり斬ったりするのは、いくら行動予測ができていても現実では絶対に無理だし、銃弾を切ったところで、ほとんど弾道は変化せず、2つに分かれた破片で余計に負傷すると思うけど、そこに突っ込むのは野暮だろう。天晴が小雨を信頼しているシーンは良かった。でも、小雨と何度か手合わせしたアルも小雨が来ると確信していてもよさそうなのにとは思った。

リースマンの正体が判明

リースマンはやっぱりギルだった。まあ顔にあんだけ傷ついてるし、声優は津田健次郎だし、あからさまに怪しかったのでバレるのは承知の上だろう。ギルズスネークを彫ったやつらに襲われたと言ったのも天晴たちをまとめて始末するための自作自演だったということになる。

しかし、毎回感想で言ってるけど全然レースしないなあ。今回チェックポイントにバッド兄弟が最下位で入ってきたけど、前回、天晴に車を壊されても8時間程度のタイムロスしかないはずなのに、ディランやTJに先を越されるのはいくらなんでも遅すぎだと思う。バッド兄弟の出番はもう終わったから、シナリオの都合上最下位なんだろうけど、そういう部分の説明までなおざりだったらレースアニメの意味がないんじゃないかとすら感じる。むしろ、アメリカ大陸横断レースが始まる前の方がレースしてたような気すらする。

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