『アサルトリリィ BOUQUET』第1話「スイレン」感想です。
1話あらすじ
百合ヶ丘女学院に補欠合格した一柳梨璃。百合ヶ丘女学院は人類の敵であるヒュージという謎の生命体に対する兵器「チャーム」を使用する能力者「リリィ」を育成する養成機関だった。
入学当日。梨璃は過去に甲州撤退戦でヒュージの襲撃から救ってくれた白井夢結の姿を認める。夢結は血気盛んな遠藤亜羅椰に勝負を挑まれていた。
そこに生態標本のヒュージが逃げ出したとの一報が入る。夢結と彼女に憧れを抱いている楓・J・ヌーベルが討伐に向かうことになり、梨璃もそれに同行する。
ヒュージを発見するが、梨璃はチャームとの契約がまだされておらず抜刀することができない。そこで、夢結は梨璃のチャームとの略式契約を行うことに。
契約後は梨璃の活躍もあり、ヒュージの討伐に成功。楓は救ってくれた梨璃をひどく気に入り、憧れの相手が梨璃に変わってしまうほどだった。
ブシロードの大型プロジェクト
ブシロードが企画するメディアミックス型の大型プロジェクトのアサルトリリィのアニメがスタート。舞台はもうすでに結構上演されているようだし、ゲームも当然予定されている。舞台キャストは声優がそのままで『少女歌劇レヴュースタァライト』ようなシステムになっている。声優陣は響声優だけでなく、赤尾ひかるや井澤美香子、高橋花林など若手の気鋭の声優も使われていて、ちょっと舞台も見てみたい。舞台には私が最近ハマっている22/7の宮瀬玲奈さんも出演している。
アニメは率直に言えば、ブシロードの企画にありがちな導入だった。ブシロードの大型プロジェクトのアニメは大体どれも似たような感じなので予想はできていたけど、このアニメもそれに漏れることはなかった。逆に言えば、ブシロアニメが好きな人にとっては期待通りだったと言えると思う。
リリィは誰でも知ってるように「百合」という意味だから、このアニメは百合アニメですよということを如実に語っている。その通り、20年前くらいから連綿と引き継がれているような学園を舞台にした百合アニメだった。今からするとちょっとキャラクター造形に古さがあるような印象もあるけど、こういうのが好きな人も多いと思うので否定するわけじゃない。
制作はシャフトで、絵はとても綺麗だった。戦闘シーンは何が起きてるのかいまいち分かりにくいシーンもあったけど、よく動いていたし、不満はない。ストーリー展開も序盤に舞台背景とキャラクターが無理なく説明されていて理解しやすく、よくできた作品だとは思った。だけど、なんだか物足りない。もう少しこのアニメならではの尖ったものを感じたら、毎週絶対観たいと思えるんだけどな。とりあえず様子見かな。
作品情報
イントロダクション
近未来の地球。人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて…
スタッフ・キャスト
スタッフ
アニメーション制作:シャフト / 監督:佐伯昭志 / アニメーションキャラクターデザイン:細居美恵子 / サブキャラクターデザイン・総作画監督:潮月一也 / 副監督:長原圭太 / チーフ演出:大谷肇 / 総作画監督:崎本さゆり、常盤健太郎 / アクションディレクター:鈴木勘太 / チャームデザイン:秋篠Denforword日和 / ヒュージデザイン:石田弘道 / 美術監督:丸山康司、北井真理江 / 色彩設計:日比野仁 / CG監督:及川恭平、島久登 / 撮影監督:会津孝幸 / 編集:松原理恵 / 音響監督:亀山俊樹 / 音楽:松田彬人 / 原作:尾花沢軒栄(acus) / 製作:アサルトリリィプロジェクト
キャスト
一柳梨璃:赤尾ひかる / 白井夢結:夏吉ゆうこ / 楓・J・ヌーベル:井澤美香子 / 二川二水:西本りみ / 安藤鶴紗:紡木吏佐 / 吉村・Thi・梅:岩田陽葵 / 郭神琳:星守紗凪 / 王雨嘉:遠野ひかる / ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス:高橋花林 / 真島百由:水瀬いのり / 遠藤亜羅椰:関根明良 / 田中壱:洲崎綾 / 天野天葉:津田美波 / 江川樟美:原田彩楓 / 番匠谷依奈:立花理香 / 出江史房:長妻樹里 / 六角汐里:高橋李依 / 伊東閑:七瀬彩夏
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