『バビロン』7話感想 こんなもん地上波で流していいのかよ

1.0

『バビロン』第7話「最悪」感想です。

前回あらすじ

域議選2日前。正崎は齋の自殺教唆の証拠を翌日までに集めることは不可能だと判断し、特別捜査本部を解散。そして、公開討論会終了後に齋を拉致するという強行策に打って出る。公開討論会当日。既存政党の代表者は様々な方法で齋を論破しようとするが、齋は詭弁と正論を織り交ぜながら、反論を躱していく。野丸は、父親が自殺を仄かしていると動画サイトで訴えた男児をゲストに呼び、国民の感情に語りかける方法であった。ところが、その男児の父親は齋開化その人であった。

7話あらすじ

齋はカメラの前に向かって、自殺法によって息子に臓器を提供できるようになる、その議論が為されるべきだと訴え、そして死も恐れることなく人間が利用できる手段であると説いた。息子のための自己犠牲的精神は多くの視聴者の感動を誘い、自殺法支持が大きく増加していった。

公開討論終了後、正崎は齋の拉致計画を開始する。順調に進んでいるかに思われたが、小スタジオから発砲音が聞こえ、その後、齋が通過した場所に待機していた経路警備との連絡が取れなくなった。

陽麻は状況の確認に席を立つ。すると本部に、脚に銃弾が突き刺さった九寺院がやってくる。齋の妻として出演した女性は曲世だったのだ。九寺院は曲世に囁きかけられただけで、気分が絶頂に達し、自殺を強く熱望するようになってしまっていた。

九寺院は、正崎の目の前で顳顬を銃で打ち抜く。正崎は、他の捜査官と陽麻を救出に向かうが、捜査官は全員自殺。陽麻は曲世によって拉致されていた。

検察捜査官の集団自殺という不可解な事件も、証拠が何もなく、警察及び検察にあくまで自殺として処理されてしまう。陽麻はまだ死んだわけでないと奮い立たせる正崎の元に曲世から電話がかかってくる。そこには配信サイトのURLが書かれていた。

そのURLにアクセスすると、曲世とベッドに磔になった陽麻が現れた。曲世は正崎に正義と悪について考えてほしいと言いつつ斧を取り出す。そして陽麻の手足を斬っていく。

泣いて命乞いをする正崎だったが、曲世は無慈悲にも陽麻の首に振り下ろすのだった。

アニメ史に残る残虐回

陽麻ちゃんが…このアニメで唯一の清涼剤とも言うべき陽麻ちゃんがあんな無残なことに…最後の10分間は胸糞が悪すぎた。最初に注意テロップが出たときにもう嫌な予感がぷんぷんしていたが。正直最初は陽麻だけ拉致した時点で、あー結局このアニメも人気のあるキャラは退場させないんだ、と少しガッカリしたような、それでも陽麻ちゃんが救われたことに安堵するような気持ちだったのだが、他の捜査官よりも惨い方法だなんて。

そのシーンにたっぷり時間を使っていたのも悪趣味すぎた。曲世が何を言おうが耳を通り過ぎていくだけだった。正崎も配信サイトで観ていたが、私もAmazonプライムビデオで見ていたので、追体験しているようで発狂しそうになった。今回の評価は問答無用で星1。むしろそうじゃないと失礼すぎる。

私は西尾維新の戯言シリーズが好きなんだけど、あれも可愛いキャラクターほど無惨に殺されていく。中高生の時に読んで、嫌な気持ちになったのを思い出した。あれは、まだ文字なので大したことはないのだけど、今回は映像で、しかも楽しげな正崎の家族の料理映像で、殺戮シーンを表現するのもアンバランスさが逆に気持ち悪い

大量虐殺が起きるアニメはたくさんあるけど、正直言って無名のモブが何人死のうが、ポッと出のキャラクターが死のうが、あんまり何も思わない。それは遠い国で戦争してようが、酷い目に遭っていようが、「日本人はいませんでした」の一言で日常生活に戻るのと同じだろう。だけど、好きなキャラクターがなぶられるのはキツい。

一応陽麻が目隠ししていて顔がわからなったので別人という説も考えられるが、このアニメではまずないと思う。あれは状況を分からなくして、より恐怖感を味わせる曲世の嗜虐性の発露でしかないと思う。

ただ、これで曲世は明らかな犯罪を犯してしまったので逮捕が可能になる。状況次第なら、狙撃してしまうことも可能だろう。というかチート能力すぎて、一般人にはそれ以外に対処のしようがない。

九寺院の死もかなり印象的だった。さっきまであれほど曲世という人物に恐怖していたのに、最期では笑みを浮かべていた。そして果てるシーンは、アレを彷彿とさせる描写こんなもの22時にMXとはいえ地上波で流していいのかよ

自殺法について

もう自殺法なんかどうだっていいのだが、一応考えておく。齋は息子を使って扇情的に訴えたが、あれは実際に効果があるのだろうか。私は観ていて演技じみすぎていて、逆に嫌になった。ただ息子や娘を持つ親の気持ちになってみれば、子供を助けるためならなんでもしたいと思うのが当然だと思うので、心動かされるのかなとも思った。特に母性の強い女性は、齋のルックスも相まって彼に靡く人が相当数出てきてもおかしくない気はする。

次回は12月末。なんで1ヶ月空けるのかよく分からないのだが、多分万策尽きているわけではなく、意図的なものだと思う。原作がまだ完結していないので、原作の新刊の発売と合わせるのだろうか。

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