『邪神ちゃんドロップキック’(2期)』1話感想 カオスな展開は2期でも健在

『邪神ちゃんドロップキック’(2期)』第1話感想です。

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1話あらすじ

花園ゆりねは神保町の古本街で、魔術書を購入。そこに記載されていた儀式を行い、邪神ちゃんの召喚に成功する。

邪神ちゃんは魔界に帰してくれと頼むが、帰還の儀式は魔術書の下巻に書いてあり、その下巻は売っていなかった。それ以外には召喚者が息絶えるしか帰還の方法はないため、邪神ちゃんはゆりねを亡きものにしようと企む。しかしその企みは尽くゆりねに打ち砕かれるのだった。

ぺこらとぽぽろんは天使だったが、天使の輪を失い天界に帰れなくなっていた。ぺこらは天界からいつまで経っても迎えに来ないことを絶望していた。

そこに、ぺこらの部下だったぴのがやってくる。ところが、ぴのは迎えに来たわけではなく、悪魔と仲睦まじくしているぺこらを裁きにきたのだった。

ぺこらはなんとか逃亡し、不本意ながら邪神ちゃんとゆりねに助けを求める。しかし、家に2人は不在だった。そこにぴのが再び襲いかかる。

2期で原作1話をやる珍しいアニメ

『邪神ちゃんドロップキック』の2期がついに始まった。円盤の売上が上下巻合わせて2,000枚以上ならば2期決定という販促活動の結果、無事に目標を達成し、その後クラウドファンディングで3,000万円を集めるなど、なぜか熱狂的なファンがいる『邪神ちゃん』のアニメ。確かに1期は面白かった。

2期はその資金集めのおかげか、Amazonプライムビデオではすでに一挙配信されている。作画も綺麗で、時間的にもかなり余裕を持って制作したものだと思われる。今期は緊急事態宣言が発令されて、声優の収録も停止されるとのことなので『邪神ちゃん』は幸運だったかもしれない。

2期なのだが、なぜか最初に原作第1話の話をやるという珍しい展開。これは1期の第1話がなぜか、すき焼きをみんなで食べるという原作52話(だったかな?)の話だったため、原作1話を1期でやっていないことが原因なのだが、なにも2期でやらなくてもいいのに。まあカオスな感じが『邪神ちゃん』らしいけど。

そのあとは、邪神ちゃん会議という謎の展開。2期から観た人はなにがなんやらさっぱり分からないかもしれない。焼肉パーティーは1期のすき焼きパーティーとの対比だと思われる。そして新キャラの「ぴの」の登場。1期は主として1話完結だったが、次回に続く展開で終わるのは珍しい。

第1話は『邪神ちゃん』らしいパロディーやメタネタもあって面白かった。「20歳なんですけど!」はクジラックスという同人作家の成人向け漫画が元ネタ。「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」はチコちゃん。邪神ちゃんは時事ネタにも敏感。

残念だったのは、オープニングがアニソン歌手のタイアップになってしまったことで、1期のオープニングは声優が歌う『邪神ちゃん』らしい楽しい曲だったのに、その良さが失われてしまった。2期になると色気を出してか知らないけど、楽曲をタイアップにするアニメが多いのが寂しい。やっぱり出演声優が歌う曲の方がアニメに合っていていいのになあ。

作品情報

イントロダクション

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らすちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。「邪神ちゃん」を召還したものの彼女?を魔界に帰す方法がわからない。仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

スタッフ・キャスト

スタッフ

原作:ユキヲ / 製作総指揮:夏目公一朗 / 総監督:佐藤光 / 監督:矢野孝典 / シリーズ構成:筆安一幸 / 脚本:筆安一幸・村上桃子 / キャラクターデザイン:古賀誠 / 総作画監督:古賀誠・代見祐美 / 美術監督:佐藤正浩・中西奈津子 / 色彩設計:但野ゆきこ / 撮影監督:山本聖 / 特殊効果:チーム・タニグチ / 音響監督:今泉雄一 / 音楽:栗原悠希・神馬譲 / 編集:武宮むつみ / アニメーション制作:ノーマッド

キャスト

邪神ちゃん:鈴木愛奈 / 花園ゆりね:大森日雅 / メデューサ:久保田未夢 / ミノス:小見川千明 / ぺこら:小坂井祐莉絵 / ぽぽろん:佐々木李子 / ペルセポネ2世:飯田里穂 / 橘芽依:原奈津子 / 遊佐:荒浪和沙 / 氷ちゃん(浩二):寺田御子 / ぴの:山田麻莉奈 / キョンキョン:山下七海 / ランラン:田中美海 / ベート:M・A・O / 悪魔A:遊佐浩二

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