『邪神ちゃんドロップキック’(2期)』2話・3話感想 ぴのの腹黒さに怯える

4.0

『邪神ちゃんドロップキック’(2期)』第2話、第3話感想です。

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前回あらすじ

花園ゆりねは神保町で魔術書を購入。邪神ちゃんの召喚に成功する。帰還の儀式が書いてある魔術書の下巻は手に入らず、召喚者が息絶えるしか帰還の方法はないため、邪神ちゃんはゆりねを亡きものにしようと企む。しかし、その企みは尽くゆりねに打ち砕かれるのだった。天使のぺこらとぽぽろんは天使の輪を失い天界に帰れなくなっていた。そこに、ぺこらの部下だったぴのがやってくる。ところが、ぴのは迎えに来たわけではなく、悪魔と仲睦まじくしているぺこらを裁きにきたのだった。ぺこらは、不本意ながら邪神ちゃんに助けを求める。

2話あらすじ

邪神ちゃんは家に不在だった。邪神ちゃんはそのころSNSで煽ってきた相手を、メデューサにもらった千里眼ドロップスを使って探し出し、片っ端からパイをぶつけるのに勤しんでいた。

ぺこらはぴのに追い詰められ万事休すと思ったそのとき、ぽぽろんがジャーマンスープレックスをぴのにぶちかました。ぴのの天使の輪は壊れてしまい、ぴのも天使の力を失い、天界に戻れなくなってしまった。

しかし、ぴのは諦めず、自分が新世界を作ってその頂点に立つことを企んでいた。その計画達成のため、人間界に潜むために、邪神ちゃんの暮らすアパートの管理人になった。ところが、邪神ちゃんをボコボコにするゆりねの存在を知り、計画がいきなり頓挫するのだった。

ぴのの腹黒さ

見た目は、天使の中でも最もかわいい気がするぴのだけど、性格は一番腹黒いかもしれない。ウサギを焼いて食べたシーンには怯えた。これはブッダの前世の物語(ジャータカ)が元になっているエピソードで、手塚治虫の名作『ブッダ』にも同様のシーンが描かれている。本来は、ウサギが自ら火の中に身を投じ、老人を助けるという自己犠牲の尊さを示したエピソードだが、ぴのは、ウサギにそれを強制させているのだから恐ろしい。

あと『トップをねらえ』の最終話のパロディ(ブラックホール爆弾っぽいものを抱えて邪神ちゃんが中心部に突入していくシーン)や『めぞん一刻』の音無響子も出演。後者は声優も本物の島本須美という力の入れよう。色々とお金と時間をかけるところが間違っている気がしてならない(褒め言葉)。

3話あらすじ

ペルセポネ2世はゆりねに服を買ってもらった。邪神ちゃんはチヤホヤされるペルちゃんに悪態をつくが、ペルちゃんは邪神ちゃんのことをお姉ちゃんと慕い、邪神ちゃんは照れてしまった。

氷ちゃんが失踪してしまい、ゆりねたちは手分けして探すことに。実は、氷ちゃんは橘芽依に誘拐されていた。氷ちゃんは雪を降らせ、芽衣を凍えさせて無事解放されたが、氷ちゃんを見つけたのは芽衣のお手柄に仕立て上げたため、遊佐に貸しができたとほくそ笑むのだった。

邪神ちゃんが虫歯になってしまった。歯医者が怖い邪神ちゃんはゆりねに付き添ってもらう。一悶着あったが、無事歯の治療は終了。ところが痛みがなくなった邪神ちゃんはすぐにチョコレートを食べ、ゆりねにボコボコにされるのだった。

邪神ちゃんのかわいさを再発見

ペルちゃんにお姉ちゃんと言われて、照れる邪神ちゃんがかわいい。前回、SNSで煽ってきたやつにパイをぶつけることを趣味にしていたやつと同一人物とは思えない。あと、歯医者が怖いのもかわいい。付き添ってあげるゆりねも面倒見がいいんだよなあ。邪神ちゃんの反応見たさに面白半分のところもあるかもしれないけど。橘芽衣はガチでサイコパスすぎてやばいわ。

邪神ちゃんが三浦祐太朗(1期のエンディングテーマを担当)の名前を思い出せずに色んな「三浦」を出していたけど、順番に、三浦大知、三浦知良、三浦雄一郎、三浦弘行、三浦しをん、三浦春馬、三浦和義で、最後の「その火を飛び越して来い」というのは、三島由紀夫の『潮騒』のセリフで、その映画の主演が三浦友和だったので、そのことだろう。なお『潮騒』のもうひとりの主演は山口百恵で、この2人の息子が三浦祐太朗である。

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