『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第2話「愛は多くを成し得るが、金は全てを成し得る」感想です。
前回あらすじ
警視庁の現代犯罪対策本部準備室に所属する加藤春と亀井新之助は銀座のイベントの警備に駆り出された。しかし、銀座には爆発物が仕掛けられていた。爆発物が仕掛けられたライトバンを発見するが、同時刻に強盗を企んでいた男女が、そのバンを奪って逃走してしまう。ピンチに颯爽と現れたのは、大富豪の御曹司で同部署に所属することになった神戸大助だった。神戸は金にものを言わせ、信号機を操り、バンを勝鬨橋へと誘導。橋を跳ね上げて、バンを海に落下させた。犠牲者なく事件が解決できたものの、警察にあるまじきその手法に、加藤は反感を抱くのだった。
2話あらすじ
神戸と加藤は勤務の帰り道にストリートで漫才をやっているお笑い芸人を見つける。神戸はその芸人から、ドラッグの臭いを感じ取り、芸人を事情聴取する。
芸人たちは情報を出し渋っていたが、神戸が金で買収して伊勢崎翔から購入したことを吐かせる。加藤と神戸は、週刊誌の記者である三田彰の協力のもと、伊勢崎の張り込みを開始する。
数日後、伊勢崎が取引をしている現場を目撃。現行犯逮捕しようとする加藤だが、神戸はさらに泳がせて芋づる式にバックにいる組織を壊滅させようと目論んでいた。
加藤は伊勢崎と一緒にいた黒髪の女性を偶然見つけ、尾行を開始。辿り着いたのは山中にある広大な屋敷だった。実はそこは神戸の私邸で、女性は神戸の妹の鈴江だった。彼女は伊勢崎に元に潜入操作をしていたのだ。
そして神戸は、犯行の背後に権田原組の梅津三樹夫がいることを突き止める。加藤は三田の制止も聞かず、変装してパーティー現場に乗り込む。しかし、変装がバレてSPに捕まってしまった。
ピンチに現れたのは着ぐるみを着た三田だった。三田は屋上に加藤を連れ出す。そしてさらに神戸と鈴江が戦闘ヘリで飛来。催眠ガスを散布し、権田原組を一網打尽にするのだった。
妹の鈴江が登場
今回は妹の鈴江が登場。見た目はグラマーな体型で綺麗な令嬢という感じだが、戦闘ヘリを操縦したり、兵器を開発したり、危険な潜入捜査を試みたり、男以上に度胸が座っているというかアグレッシブな女性。あの一家の本当の事業はいったい何なのだろうか。
加藤は何かと神戸に突っかかるけれども、加藤のピンチを助けたのは結果的に神戸だったのだから、もう少ししおらしくなってもいいんじゃないかとは思う。神戸のやってることは、警察にはあるまじき行為なのは事実ではあるのだけど、計画や方針などはあながち間違ってはいないんだし。現実世界で神戸のようなことをする警官がいたら、マスコミにはボコボコにされて一発でクビをはねられるだろうが。
むしろ加藤の方が功を焦って突っ走りすぎている気がする。それに三田はたった500万円くらいでよく着ぐるみで潜入するのを了承したなあ。危険だってあれだけ口を酸っぱくして言ってたのに。
作画も綺麗だったし、気になるところはあったものの、ストーリーもよくまとまっていて悪くなかったと思う。戦闘ヘリの派手さも爽快感があった。次回は香港を舞台にするらしいので、楽しみと言いたいところなのだが、3話以降は放送延期になってしまった。シェンムーかよ。
制作自体は多分ほとんど終わっているし、テレワークでも可能だとは思うのだが、声優のアフレコが止まっているためだと思われる。今期は他にも放送延期するアニメが相次いでいる。まあ仕方のないことだけど、いつ放送できるかも未定だし、実質的に中止になってしまうのではという気もしている。寂しい。来週からはノイタミナ枠では『つり球』を再放送するらしい。
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