『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第8話「宵越しの銭は持たぬ」感想です。
前回あらすじ
仲本は若い頃、現捜査一課長の武井と神戸小百合殺害事件を捜査していた。仲本は神戸家から無断で持ち出したアルバムからコインロッカーの鍵を発見する。ところが、その鍵は何者かに盗まれ、さらに重要参考人で小百合の夫の茂丸が自殺。捜査は打ち切られた。井村殺しの犯人を神戸だと疑っていた仲本は、神戸家に乗り込む。しかし、真犯人は武井であった。彼は昇進のためにロッカーの鍵を盗み、井村を手に掛けていたのだった。
8話あらすじ
警察が信用できない神戸は武井を自邸で勾留し、取り調べを開始する。仲本は武井からロッカーを開けた人物を聞き出そうとしていたが、武井は恐慌に陥り、名前を聞き出せない。
神戸は幼少期に茂丸と小百合がアドリウムの研究に関して言い争いをしているのを目撃していた。神戸は喜久子にその件を問いただすが、彼女は口を一切割らない。
そんな中、茂丸がアドリウムを研究していたとされる第三研究所の場所が判明した。それは神戸家の別邸であった。神戸と加藤は別邸へと向かった。
ところが、その間に神戸家に侵入者が現れる。静江がセキュリティーを起動させるが、侵入者は鈴江を上回る権限でセキュリティーを突破していく。
侵入者は仲本と武井の元へと辿り着く。そして2人を殺害した。加藤は侵入者を阻めなかった神戸を責めるのだった。
侵入者は誰か
衝撃的な回だった。仲本と武井が殺害された。しかし、本当に2人は死んだのだろうか。亡骸が画面に映ってないときは、生きている可能性を疑うのは常套手段だけど、今回は清水室長も確認していたっぽいから本当だと思うが、本当の侵入者だった場合は、神戸が静江や仲本を見捨てたことを意味するので、それは流石にないんじゃないかという気もする。
もし仲本と武井が生きているとすれば、真犯人をハメるために行った狂言ということになる。加藤にだけは真実を知らせていないのは、神戸ならやりそうなことなので、こっちもあり得る。仲本のサイコロが最後1つ減っていたから、本当に亡くなった可能性の方が高そうな気がするんだけどなあ。サイコロは証拠のために犯人のポケットにでも忍ばせたとか。まあ仲本がまだ持っている、つまりまだ生きていることを示すために、1つ減らしたとも考えられるけど。
仮に本当の侵入者(つまり真犯人だった)として、それは誰なのだろうか。気になったのは仲本と武井が食事をするシーンで、武井が冷や汗をかいて挙動不審になっていた。仲本の横には執事の服部二郎がいて、これは彼の顔を見て、ロッカーを開けた人物の記憶と一致したため反応したのではないかと思った。つまり、服部二郎が真犯人ではないかと推理した。執事という脇役の割には本編の序盤から登場していて、怪しい。一方で、狂言だったとしても侵入者役を演じたのは服部の可能性が高そうなので、侵入者はいずれにせよ服部かもしれない。彼なら鈴江には軽い怪我をさせる以上に手を出さなかったのも理解できる。
その服部二郎が真犯人だとして、彼が神戸茂丸と同一人物なのかどうかはまた議論がある。しかし、斎木部長が神戸小百合事件の半年後に交通事故で死亡していたってどれだけ闇が深い事件なんだ。
鈴江さんがかわいい
鈴江さんがかわいい。ヒュスクに感知されないようにベッドの中に神戸を連れ込むシーンは最高だった。特にショートパンツがかわいい。でも、このアニメの本来のメインターゲットは女性(腐女子)じゃないんだろうか。存在感の薄い加藤と神戸が一緒にベッドに入った方がメインの視聴者は嬉しかったんじゃないかと思った。
加藤が別邸の警備員から逃げるところはコミカルなシーンだったけど大半はシリアス。『富豪刑事』らしく金を使って解決みたいな展開も少ないので、違うアニメを見ているかのようだ。
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