『ゲキドル』8話感想 かをるんの正体は誰なのか?

『ゲキドル』第8話「何が彼女をそうさせたか」感想です。

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8話あらすじ



アリスインに戻ろうとするいずみに対して、あいりは激昂。取っ組み合いの喧嘩になってしまうが、逆にいずみのこころはスッキリとしていた。かをるは竹崎に、2週間の舞台で合計3500人以上の動員がなければアリスインシアターを奪うという宣告を突きつけられてしまう。劇団員の努力の甲斐あって目標は達成。ところが、かをるは千秋楽に姿を見せず、彼女はひとりで世界同時都市消失の発生源になる謎の機械へと歩みを進めていた。

かをるんと竹崎の関係

今回最も気になったのはかをるんと竹崎の関係だ。かをるんが竹崎の家(兼事務所)を訪ねていって、劇団を作ると話し、アリスインシアターとシアステを竹崎に見せた。シアステを観た竹崎はかをるんのことをミキだと思いこんで、無意識にキスしたんだろうし、かをるんも竹崎の家を訪ねていったときに、自分のことを覚えているか期待したような表情のあと、気付いてもらえなくてガッカリした表情に変わったことから、かをるんはミキと同一人物なのではないかと思う。しかし、かをるんはどこから来たのだろうか。竹崎はミキは死んだと思っていたはずなのに。

また本当にかをるんがミキなんだったら、自分がミキだと言えば信じてくれそうなものだ。かをるんはそれを期待してシアステを使って、当時の紛争中の状況を再現して竹崎に見せたのだろうが、一瞬かをるんがミキと重なったものの、キスをしたら違うと拒絶していた。キスをしてこいつは違うって確信するなんて、あの少女にキスしてたのかよとかなり危ない匂いがするが、そんな竹崎が確信したんだからやっぱり違うんだろう。なので完全に同一人物というわけではなく、どこか別のパラレルワールドのミキがかをるんなのかもしれない。そしてあの最後に現れた球形の物体に乗って、この世界へやってきた。世界同時都市消失というのは、かをるんがこの世界に現れた際に発生した災害という想像もできる。かをるんは、アリスインシアターを後進たちに託して、元の世界へと帰るのだろうか。

しかし、この感想文はアイドルアニメのそれとはとても思えない。普通だったら劇団に3500人を動員できるかどうかで2話くらい使って、その間にアイドルの成長を描いたりするものだろうけど、『ゲキドル』は特に大きな問題もなく目標を達成して、もう一体このアニメは何が軸なのか本当に分からない。

いずみとあいりの修羅場

前回は、あいりの家にいずみが現れたところで終わりになったので、修羅場が繰り広げられるのかとハラハラしていたが、取っ組み合いの喧嘩は合ったものの、あいりやせりあを取り合って喧嘩するというわけでなく、両方の演劇に対する姿勢を叱咤激励するという内容だったので良かった。あいりがやっぱりいずみのほうがいいやって乗り換えて、逆にせりあが捨てられる展開だったらどうしようかと。とはいえ、いずみはやっぱりシアトリカルマテリアルシアター(というか竹崎)に愛想を尽かしたようで、次回予告ではアリスインシアターに戻ってきそうな雰囲気もあった。普通のアイドルアニメだったら、クソ脚本かよと言いたくなってしまうが、ここまで『ゲキドル』を観てきた人は何が起こっても受け入れることができるだろう。

前回あらすじ

ドールは竹崎に拾われて修理されていた。ドール不在となったアリスインシアターは、せりあとあいりを主演で「コーリンバトルガール」を上演することになった。その公演は2人のシンクロが重要で、せりあはあいりのことを詳しく知るために、あいりの家に宿泊する。竹崎は次回の公演はドールを主役に据えるという。それを聞いたいずみは嫉妬心からドールに戦いを挑む。あえなく敗北したいずみは傷心のまま、あいりの家を訪ねた。

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