『グレイプニル』第1話「僕の中には」感想です。
1話あらすじ
加賀屋修一は、人一倍普通でありたいと願う高校生だった。成績優秀だったが、大学の推薦を蹴り、注目されることを避けてきた。
ある日の夜、修一が寝付けず、飲み物を買いに外に出ると、丘の上の小屋が燃えていた。小屋の中には少女が倒れていた。修一は実はバケモノに変身する能力を持っていた。ゆるキャラのような姿形に変身し、少女を救出する。
しかし翌日、修一はスマホを落としていたことに気付く。登校すると、昨日救出した少女がスマホを持って待ち構えていた。少女は青木紅愛と名乗る。紅愛はスマホを返すフリをして、修一を屋上から突き落とし、強制的に変身させる。秘密がバレた修一は紅愛の言いなりにならざるを得なくなってしまう。
紅愛の家に誘われた修一は、コインについて何か知らないかと尋ねられる。首を横に振る修一だったが、そこに黒マントの少女が現れる。少女は紅愛を人質に取るが、変身した修一に拘束される。するとその少女も変身するのだった。
ちょっとえっちなバトルラブコメ
原作は『ヤングマガジンサード』に連載中の漫画らしい。原作は読んだことがない。率直に言って、全然期待せずに観たのだけど、案外面白かった。
なによりも女の子がかわいい。主要キャラクターの中では、たくあん眉毛の三船奈々がかわいいなと思うけど、むしろ名前ありキャラよりもモブキャラの方がかわいいかもしれない。特に、修一にノートを見せてと頼みにきた女の子はかわいかった。私はイラストレーターのIxyの絵が大好きなのだが、その作風に通じるものを感じた。
そしてちょっとえっち。謎の光線がバンバン出るような露骨な感じではないのだが、それが逆に、何だかいやらしく感じてしまう。特に修一が紅愛の下着に手を掛けるシーンは、生々しさがあった。女の子のキャラクターデザインもその生々しさに貢献していると思う。修一の自制心が時々なくなるのは、何かの伏線なのだろうか。
内容のことにはあまり触れていないが、ストーリーはいわゆるボーイミーツガールという感じだろうか。まあオーソドックスだが、ラブコメ要素もあるので致し方ない。ゆるキャラの着ぐるみに変身するのは、なかなか意外性があった。キービジュアルをチェックしたときには、着ぐるみは主人公とは別人だと思っていた。
修一がなぜ着ぐるみに変身するようになったのか、コインの秘密とはなんなのかはこれから徐々に明かされていくのだろう。まあ正直なところ、ストーリー展開がどうこうよりも、女の子をもっと見たいという気持ちの方が強いのだが。とりあえず次回も見るつもり。
作品情報
イントロダクション
“着ぐるみに変身する”という世にも厄介な特殊能力をもった少年・加賀谷修一。その力に引き寄せられるように現れた謎の少女・クレアとの出会いと、時を同じくして次々と起こる異変に修一の日常は壊されていった。そして修一に襲いかかる、修一と同じ変身能力を持った“バケモノ”。巨大な災厄を引き起こす「コイン」を巡り、 バケモノ同士の争奪戦に巻き込まれた修一とクレアは、 二人でひとつになって自らの運命を切り開く――!!
スタッフ・キャスト
スタッフ
原作:武田すん / 監督:米田和弘 / シリーズ構成:猪爪慎一 / キャラクターデザイン:岸田隆宏 / 美術監督:岡本有香 / 色彩設計:坂上康治 / 撮影監督:浅黄康裕 / 編集:坂本久美子 / 音響監督:長崎行男 / 音楽:佐高陵平 / アニメーション制作:PINE JAM
キャスト
加賀谷修一:花江夏樹 / 青木紅愛:東山奈央 / 青木江麗奈:花澤香菜 / 宇宙人:櫻井孝宏 / 三船奈々:伊藤美来 / 虻川:長谷川芳明 / 氷川:石上静香 / 三部忠則:安元洋貴 / 吉岡千尋:市ノ瀬加那 / 池内:千葉翔也 / スバル:大地葉
コメント