『グレイプニル』3話感想 江麗奈(エレナ)の感情の起伏が激しすぎる

4.5

『グレイプニル』第3話「エレナ」感想です。

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前回あらすじ

陸上部の氷川はスランプに陥り、噂を信じて自販機に星が象られたコインを投入。すると、脚は速くなったものの、変身能力も与えられてしまう。変身解除のため再びコインを探していると、紅愛が持っていることを知り、マンションに侵入してきた。紅愛は修一の着ぐるみの後ろにファスナーがあることを発見。紅愛は着ぐるみの中に入り、氷川を蹂躙。修一の制止も聞かず、氷川を射殺してしまう。凶悪な紅愛の行為に、距離を置いていた修一だったが、紅愛の境遇や修一への信頼感を知り、コンビを組んで敵に立ち向かっていくことを決意するのだった。

3話あらすじ

戦いに備え、着ぐるみの特性を知るために様々な実験をしてみることになった。どうやら行動に関しては紅愛の方が優先権を持っていることが判明する。

その後、手がかりを探すために紅愛の姉である江麗奈の制服の匂いを嗅ぎ、修一の鋭い嗅覚で同じ匂いのする人物を探し出し、その人物から江麗奈につながる情報を得ようと考えた。

修一と紅愛は人通りの多い駅で待ち伏せを決行する。数日後、強烈な悪意の匂いを持った人物が現れる。紅愛が確認すると、それは江麗奈に近い人物ではなく、江麗奈本人であった。

紅愛は修一の中に入り、先制攻撃で弾丸を叩き込もうとするが、修一はそれをむりやり制止させた。弾丸が逸れ、江麗奈は修一に反撃をするが、江麗奈は攻撃をすぐに解く。そして場所を移動しようとまで提案してきた。

江麗奈は、修一が化け物になったのは自分の責任だと言い、修一になら殺されても仕方がないとまで語り始めた。ところが、紅愛が声を出した瞬間、江麗奈が豹変。再び修一に襲いかかるのだった。

江麗奈というヤンデレの最終形態

江麗奈がいきなり登場。キーパーソンに3話で出逢えるとは展開がスピーディーで退屈しない。しかも射撃から反撃、謝罪、嫉妬からの激怒という10分程度で展開がめまぐるしく変わっていくのも、アニメに釘付けにさせる。

江麗奈と紅愛の確執を描いたあとに、江麗奈が謝罪することで、なんだ悪いやつじゃないじゃんと思わせといての、実は謝罪している相手は修一だったという裏切りも上手い。修一が江麗奈のせいで化け物になったというのは視聴者に前もって提示されているから、意外性だけの展開というわけでもなく、やっぱり演出が巧みなんだと思う。

江麗奈は究極のヤンデレというかメンヘラというか感情の起伏が激しすぎる。声優は花澤香菜さんだが、紅愛の声を聴いてからの怒りの湧き上がり方の演技が流石だった。声優デビュー後から知ってるから、まだ若手のように感じてしまうけど、キャリア的にはもうベテランなんだよなあ。

あと紅愛が引き金を引こうとしたときに、修一に止められるシーンなのだが、修一と紅愛では紅愛の方に行動の優先権があると示されているので、紅愛も引き金を引くことには躊躇いがあったのではないか。迷いなく引けるようにするために、感情を殺していたのだと思うし、姉のことをビ◯チとまで言うのも、姉を悪様に言うことで躊躇いを振り払おうとするものなんじゃないかと感じた。

細かいこだわり

えっちには定評のあるアニメだけど、待ち伏せ後の紅愛のパンツが汗で湿っていたのは拘ってるなあと思った。他にもコンビニで、紅愛がそばかすを気にしているシーンなど、些細なカットでその人物の内面をうっすら読み取れるのも、キャラクターに親しみが湧いてくる。

紅愛がちょっとデレ始めたのは早すぎるけど。あられもない姿を何度も見せているのに、映画に一緒に行くとなっただけで、頬を染める紅愛はかわいいけど。脱ぐときは平気な顔しつつも、実は恥ずかしくて、ちょっと虚勢張っているのかなと思ったら、余計に刺激されるなあ。

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