『グレイプニル』第7話「変形」感想です。
前回あらすじ
紅愛は仲間を増やすため、化け物の残したスマホの情報から、あるグループに参加を目論む。グループのボスは小柳沙耶香だった。小柳は学生時代の苦い経験から、秘密を守ることは絶対であるという信条を持っており、紅愛に契約を求めた。その契約は、秘密を守らなかったら、自動的に首を刎ねる髪で編んだチョーカーを紅愛の首に巻きつけるというものだった。一方、修一は動物好きの吉岡千尋と仲良くなる。二人は千尋の失くした財布を捜しに、一緒に出掛けることになった。千尋は、修一の着ぐるみのギミックを知り、むりやり中に入るのだった。
7話あらすじ
江麗奈の仲間のスバルは千尋の財布を拾った。スバルは江麗奈と喧嘩し、単独行動を始めてしまう。匂いを手掛かりに財布を捜していた修一と千尋は、財布の匂いと共にスバルの圧倒的なオーラを感じてしまう。
怯える千尋に、修一は勇気を出してスバルを追い掛ける。ところがスバルは修一の存在にとっくに気付いていて、強襲をかけられ、着ぐるみごと一捻りにされてしまった。
ズタズタになった修一と千尋だったが、2人は怒りを源に合体し、新たな姿となる。巨大なスバルの化け物を圧倒し、スバルに最後の一撃を加えんとせんところで、江麗奈が割って入る。その江麗奈に銃口を向け、引鉄を引こうとする修一を千尋はそっと止めるのだった。
一方、紅愛は沙耶香から江麗奈とは同級生だったという事実を告げられる。しかし告げられた江麗奈の人物像はとても凶悪な人間だとは思えなかった。紅愛は修一を探しに、村上陽太と一緒に森に繰り出した。そして、倒れている修一と千尋を発見する。
変形というよりも合体
サブタイトルは「変形」になっているけど変形と言うよりもむしろ「合体」だと思った。千尋の姿をベースに戦闘能力だけアップした感じだろうか。最初に「合体」した相手が紅愛じゃなくて千尋だというのは、なんか後から色々と修羅場がありそうな気がする(しかも一矢纏わず姿で)が、正直なところ、修一には紅愛よりも千尋の方がカップルとして似合っていると思う。前回の感想で、千尋も実は悪い子なんじゃないかみたいなことを書いたけど、普通にいい子だったっぽい。
合体は千尋と修一だけじゃなくて、紅愛と修一もできるんだろうか。でも千尋はコイン能力持ってるけど、紅愛は持ってないので、出来ないのかもしれない。合体自体は盛り上がるけど、合体したら中に入った人物の能力と修一の能力のハイブリッドになるとかだったらもっと楽しいのに。見た感じ、猫っぽいというだけで単純に戦闘能力がアップしたようにしか見えなかったのが少し残念。結局、最後は2人とも生還できたのはどういうメカニズムなのだろうか。
千尋が修一が江麗奈に対して引き金を引くのを止めたシーンは、修一が紅愛の引き金を引くのを止められなかったシーンと対比されていて良かった。彼女も江麗奈は、修一にとって悪い人物ではないと考えさせられるような映像を観た(修一の失われた記憶なのだろうか)っぽいけど、江麗奈は本当に悪い人間なのだろうか。彼女の本当の目的がなんなのかも気になるところ。意外と最後に共闘とかあるのかもしれない。
村上は、最後まで能力を明かさずに終わった。意外と強いというような意味深なことを言っていたが、実は最強能力者だったりして。
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