『GREAT PRETENDER』3話感想 カッサーノと意気投合するも幾度となくピンチが訪れる

4.0

『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』第3話「CASE1_3 Los Angeles Connection」感想です。

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前回あらすじ

エダマメは以前、工藤を社長とする企業で勤務していたが、詐欺で摘発され、警官の執拗な取り調べに自白を強要、詐欺罪で執行猶予付き判決が下った。前科者に対しての世間の風当たりは冷たく、就職もままならず、出所してきた工藤に接触し、詐欺師に転向した。ローランは全米を牛耳るブローカーのカッサーノを騙すために、エダマメをロサンゼルスに連れてきたものの、彼はマフィアに睨まれることを危惧し、帰国を考えていた。しかし、農民から天下統一を成した豊臣秀吉に触発され、アメリカに残ると決心。自身に眠る天賦の詐欺師の才を開花させ、カッサーノに取り入り、ローランが要求した額の倍をせしめることに成功する。

3話あらすじ

アメリカに残ると決心してから、エダマメはホテルでカッサーノの監督作品『灼熱の要塞』を鑑賞する。世間にはクソ映画の烙印を押された作品だったが、翌日カッサーノの元を訪ね、その作品を素晴らしさを熱弁する。

気を良くしたカッサーノは、エダマメの話にも積極的に耳を傾け、サクラマジックのレシピを倍の金額で売りつけることに成功した。レシピのノートは徹夜でエダマメが拵えたものだった。

ローランとエディの取引をロス市警のアンダーソン警部は監視していた。そしてドラッグの工場に向かうエディ達の後をつけ、カーチェイスへと突入する。なんとか警察を撒いたが、実はこれもマッチポンプでアンダーソンはカッサーノに既に買収されていたのだ。

しかし、自作自演はFBI特別捜査官のポーラ・ディキンスに看破され、今後は彼女が捜査の指揮を取ることに決定。

製造工場に到着したカッサーノは、エダマメに一度サクラマジックを製造しろと命令する。施設の不備を指摘して一度は難を逃れたが、工場の完全改装を行うとエディが宣言し、エダマメはそれまでの間、サラザール家にホームステイすることになってしまった。

クールなカーチェイスシーン

前半部は、エダマメがどうやってカッサーノから倍の金額を引き出すことができたのかの顛末を詳しく描いていた。映画の素晴らしさを熱弁するシーンは私も、てっきりエダマメの演技だと思っていたが、感動したのは本心だったとは。笑ってしまった。でも確かに『灼熱の要塞』はB級映画好きには堪らなさそうで、熱心なファンがつきそうな映画っぽい雰囲気はあったが。

中盤はカーチェイスに突入。やっぱり作画が良いからアクションシーンはかっこいい。CGも背景と一体化していて違和感がなかった。そして、ロス市警のアンダーソンも買収済みとは、これもまた意外。いろいろと飽きさせない工夫を仕込んでくるなあと感心してしまった。捜査はFBIのポーラ・ディキンスにバトンタッチ。どうやらこっちはガチっぽい。クールでやり手の女性捜査官という印象だ。

途中、エダマメの素性を探られるというピンチもあったが、それはローランも予想済みで、工藤とキムを研究所に仕込んでおくことで助かったものの、最後に再び大ピンチが訪れる。エダマメはどうやってこのピンチを切り抜けるのだろうか。

想像では、サラザール家にホームステイするという暗示的なところで終わっているので、エダマメの誰の懐にも入れる才能でサラザールと仲良くなって、彼を抱き込んでカッサーノを説得するか、反旗を翻すのかなと思っているのだが、このアニメはそんなありきたりな想像を容易に裏切ってきそうな感じもある。

ストーリー自体にリアリティーは全くないが、それが逆にこのアニメの世界観に合っていると思う。『灼熱の要塞』のようにB級映画的というか、ありえねーと笑いながら観るのが正しい鑑賞法だろうか。テンポよくストーリーが進んで、25分が短く感じる。

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