『GREAT PRETENDER』17話感想 エダマメの父親の尾崎誠司が再登場

3.5

『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』第17話「CASE4_2 Wizards of Far East」感想です。

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前回あらすじ

ローランの計画は王女に化けたアビーを朱雀会に買わせた後、アビーがエダマメの助けで逃亡するというものだった。クラークの協力で計画は首尾よく進み、駆け引きの末にアビーを10億円で買わせることに成功。エダマメは隙を見て合鍵を作成し、アビーを監視房から脱出させたが、エダマメはベトナムで売られた少年少女たちを見捨てることができなかった。エダマメが逃げろと叫ぶが、彼らは行く場所がないとして逃亡も拒否するのだった。

17話あらすじ

逃亡に失敗したエダマメは再び朱雀会で働いていた。ある日、チャイナマフィアの上海龍虎幇との通訳を命じられる。その組織はかつて朱雀連合会の下部組織であったが、勝手に独立したために一触即発の状況にあった。

上海龍虎幇からは陳尭という人物がやってきたが、アケミは彼を一蹴。会談は決裂する。エダマメは陳の通訳でやってきたオズと名乗る男にどこか見覚えがあった。

オズはエダマメの父親の尾崎誠司だった。彼は刑期を終えた後、上海龍虎幇にスカウトされていた。エダマメは彼の薬指に結婚指輪があるのを見つけ、父親を許し、逃亡計画に誘った。

今度は子供たちを連れて逃げ出すことに成功したが、すぐに追っ手が現れ、捕われてしまう。誠司は朱雀連合会と内通しており、エダマメを裏切っていたのだった。

エダマメの父親との再会

エダマメの父親の尾崎誠司が再登場。正直言って意外だった。もうエダマメの父親は出てこないものだと思っていた。というのも未成年の人身売買は懲役何十年というレベルかと思っていたからで、ところが調べてみるとと最長でも懲役10年らしい。短い。海外だと実質的に終身刑レベルのところも多いのに、日本は甘いなと思った。あまり社会的な問題になっていないからかもしれない。

その誠司だけど、指輪をずっとはめていてかわいいところもあるんだなと思っていたら、やっぱりクズ過ぎた。人身売買に手を染めたのはやむを得ない事情があったのかと同情しそうになったのがバカだった。誠司のコードネームがオズで、魔法使いのカプセルトイも出てきたことから、『オズの魔法使い』がキーワードになっているのだろう。オズの魔法使いは単なる年老いた詐欺師だったので、誠司のことを表現しているのかもしれない。作品中で登場人物はオズのことを本当の魔法使いと信じているというのも、エダマメや彼の母親がずっと誠司のことを信じているというのも表しているのだろうか。

エダマメはローランが上海龍虎幇に誠司がいると知って、あえて次のターゲットを朱雀連合会にしたのだと考えているようだけど、本当にそうなんだろうか。もしそうなら恐ろしいほど計画的なものになるけど、ローランがエダマメに父親との関係を回復するためのセッティングまでしてあげる義理はどこにあるんだろうか。最終章ではローランの過去にフィーチャーされるのではと思っていたけど、まだその部分ははっきりと出てきていない。

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