『星合の空』第4話感想です。
前回あらすじ
試合形式での練習を行うことになったが、新入部員の眞紀と柊真のペアと互角に戦えるレベルの部員はおらず、圧勝する。部員の不甲斐なさに柊真は苛立ちをぶつけるが、その苛立ちは部員に対してだけではなく、指導できていなかった自分に対してでもあった。柊真が部活を休んでいる中、樹は校内の不良グループに父子家庭であることを揶揄われる。激昂した樹はテニスラケットで不良の頭を殴ってしまう。樹は幼児期に母親の虐待を受けていた。眞紀は柊真を説得し、柊真が戻ってきた後、ダブルスのペアを一新するという方針を打ち出すのだった。
4話あらすじ
眞紀のダブルス案を試合形式で試してみることに。翅と晋吾のペアは、最初は慣れないポジションに戸惑っていたものの、個が強い2人はお互いを高めあい、自分たちのスタイルを見つけていく。
凜太朗と樹のペアは、樹の集中力を前衛になることで活かせるようになり、眞紀柊真ペアに快勝を収める。
直央と太洋のペアは残りものに思われていたが、性格のよく似たもの同士息のあったプレイで、敗れはしたものの善戦した。眞紀はメンバーに自信をつけさせるために、少し手を抜いていたものの、明らかにペアを変えることで強くなっていった。
やる気になった部員達は眞紀を慕い、練習にも精力的に取り組んでいく。すると、その様子に感化された顧問の桜井が練習試合を組んだ。相手は強豪校の御崎学園で、そこでは桜井の後輩の門脇が顧問をしていた。桜井は5年前に何やら部活に禍根があるようだ。
眞紀の加入でソフトテニス部がまとまりかけていた矢先、再び眞紀の父親がマンションにやってくる。彼は金をせびり、金がないと分かると眞紀のテニスのラケットを地面に叩きつけ、破壊してしまった。
凜太朗が浮かない顔をしていた理由
眞紀にダブルスペアの変更を提案され、その変更がすごくうまくいっていたのに、凜太朗は浮かない顔をしていた。最初は新入部員の眞紀がどんどん部活を改革していくのを見て、副部長としての不甲斐なさや情けなさを感じているのかと思ったが、その後に凜太朗の母親との家庭のシーンがあったのは意味深だった。
柊真とは異なり、凜太朗を大切に思ってそうな母親だが、溺愛っぷりがすごかったので、逆に過保護すぎる親という問題を抱えているように感じた。中学生の男が帰宅しただけで抱きつく母親はあまりいない。凜太朗も特に反抗することなく、いい子であろうと接しているように見えた。部活でも何か不満があっても飲み込んでいたタイプと思うので、浮かない顔はその表れかもしれない。
上げて落とす構成
眞紀は思ったことをズバズバ言う性格だと思っていたが、今回は部員に自信をつけさせるために手加減したり、練習メニューを組んできたりと、すごく協力的で他人の気持ちを全く考えないというほどではないなと思い直した。
眞紀は凝り性な性格なのかもしれない。料理もプロ級の腕前なのも、一度始めると凝らずにはいられないのだろう。ソフトテニスも一度始めたら成長していかないと我慢ならなそう。
しかし順調に上手くなっていたソフトテニス部だったが、またCパートで眞紀の父親が出てくる。引きが強いのは分かるが、この上げて最後に落とすのはやめてほしい。眞紀が可哀想というのももちろんあるが、見てる側も最後までなんもなかったら、これCパートで何かあるなと身構えてしまう。前も同じような構成があったので、単調に感じる。
それでラケットを壊されたということは、部員にもバレるかもしれないし、金を用意しろと言われたのは母親にも露見するかもしれない。バレないようにするには、ラケットは不注意で壊したと言い繕ったとして、お金は柊真にでも前借りで頼むのだろうか。誰かが不審な様子に気付いてくれればいいけど、眞紀は人前ではそういう素振りは全く見せないと思うので、どうなるのかは、やっぱり気になる。
EDのトレース問題
エンディングのトレース問題は円満に解決したようでなにより。配信ではまだクレジットに入っていなかったが、本放送では振り付け協力として入っていた。
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