『星合の空』第7話感想です。
前回あらすじ
御崎高校との練習試合。初戦は、御崎高校の三輪大井ペアvs直央太洋ペア。油断していた相手から1ゲームは先取できたものの、逆転負けを喫する。しかし、前向きに敗戦を捉えていた。第2戦は柳下池田ペアvs樹凜太朗ペア。高速サーブに苦戦を強いられるが、徐々に速さにも慣れていき、1ゲームを奪った。第3戦は永野田中ペアvs翅晋吾ペア。相手は全国大会出場ペアだったが、大声を出して威嚇する戦法がハマり、1ゲームを奪取した。最終戦は、王子須永ペアvs眞紀柊真ペア。御崎高校のエースに手も足も出ない2人だが、眞紀には何やら秘策があるようだ。
7話あらすじ
眞紀は王子が須永を完全に支配していることに目をつけ、2人のちょうど真ん中にボールを落とす作戦を取る。すると、予想通り須永が萎縮してコンビネーションがうまく取れなくなってしまう。
王子は押され気味の展開に苛立ちを隠せず、悪循環に陥る。そして2-2でファイナルゲームへと突入した。ファイナルゲームはシーソーゲーム。三度のデュースに突入したが、最後は仲間を信じる大切さを取り戻した王子が制した。
練習試合後は部員も一層やる気を出して、練習に励もうとしていたが、顧問の桜井が、息抜きも重要とバーベキューにメンバーを誘った。
バーベキューには偶然通りがかった王子も何故か参加することになり、眞紀の手料理に舌鼓を打ちつつ楽しいひとときを過ごす。しかし、柊真は騒ぐ部員たちの輪の中に入れずにいた。
王子を苦しめた眞紀と柊真
前半はテニスパート。まあ眞紀と柊真は負けたとはいえ、全国大会常連の強豪校のエースを、ソフトテニスを始めて1ヶ月の眞紀が追い詰めるというのは流石にやり過ぎだと思う。現実味がなさすぎるというか、王子と須永の間にボールを落とすのに対応できないようでは、全国大会どころか地区大会でも勝てないだろうに。
部員の闇にもフィーチャーしないといけないし、加えてテニスパートもしっかりと描写しないといけないので、上手くなるスピードが尋常じゃないと、話としてまとめられないんだろうなあとは思ったが。
大人数の中に入れない柊真
みんながワイワイやっている中にうまく溶け込めないという柊真の悩みはすごく共感するものだった。私も1対1だと普通に会話できるけど、5人以上になったりすると上手く会話に入れない。食事とかに行くと、ずっとメニューを見てたり、焼肉を焼く係に自動的になったりすることが多い。ワイワイ騒ぐのが苦手だ。
私の場合はたぶん元々の性格なんだろうが、柊真の場合は家でも頼れるのが兄という状況のようだし、テニス部以外の友人も多くなさそうなので、そういう機会も少なく、慣れていないのもあるのかなと感じた。
大抵ぼっちになっているときは、悠太のような人が気を利かせて会話に参加できるように話を振ってくれるのだが、それもなんだか申し訳ない気もしてしまう。悠太は柊真のことが好きなので、彼の様子にもすぐ気付くのだろう。テニスの試合のときも一人だけ柊真を応援していた。
柊真が偉いなと思うのは、みんな眞紀を尊敬していて柊真はペアを組んでいるのに比較的蔑ろにされているのに、眞紀に嫉妬しないところだと思う。私だったら自分が誘ったにもかかわらず、眞紀のことを妬んでしまいそうだ。
Cパートで不穏な気配
またCパートで不穏な気配。今度は眞紀の父親ではなく、ソフトテニス部そのものに関する問題だ。日曜日に部活をやらせているというのが親の間で問題になっているらしい。受験生ならともかく、2年生でそんなこと問題になるとは普通思えないのだが、過去に何かトラブルがあったのかもしれない。それが顧問の桜井の過去に関連しているということも考えられる。
そのほかの感想をちょっと。樹がロッカーで着替えるシーンはちょっと感動した。完全に解決できたわけじゃないと思うけど、少しずつ癒えていけば良いなと思う。御杖さんはかわいい。彼女は言葉は辛辣だけど、心は優しいすごく良い子だと思う。バーベキューに呼んでないのに来てるのも可愛かった。
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