『星合の空』第11話感想です。
前回あらすじ
個人戦当日。初戦は凜太朗樹ペア。実力で2ゲームを先取するが、凜太朗が足を吊ってしまい、負けてしまう。次戦は直央太洋ペア。眞紀が王子を買収して手に入れた情報を活用した戦術を組み立てる。善戦はしたものの、持久力が足りず惜しくも敗北。だが、2人の自信につながった。最後は眞紀柊真ペア。相手は団体戦でも当たる旗の岡中学の大友日下部ペアであった。
11話あらすじ
日下部の速いサーブと高身長を活かした広い守備範囲と振り下ろされるスマッシュに序盤は手も足も出ない眞紀と柊真。1ゲームを先取されてしまう。眞紀は日下部のワンマンチームであることを見抜き、大友にボールを集める。打てない日下部はヤキモキして焦り、ミスを連発してしまう。
そしてそのまま眞紀と柊真ペアの勝利。ソフトテニス部は初の勝利であった。眞紀柊真ペアはその勢いのまま、大井西中学、馬込北中学のペアにも勝利。3回戦へと駒を進める。
対戦相手は全国チャンピオンの白鳥中の五瀬兄弟ペアだった。同じように王子から情報を聞こうとすると、王子は真剣な表情で絶対に勝てないと宣言。そしてその言葉通り圧倒的な強さを見せるのだった。
実質総集編のような回
今回は作画が崩れるようなシーンが多かった。キャラクターの体型も全体的にぽっちゃりしていたし、試合部分は使い回しが目立った。またラストサーブのところも長い回想を入れていて、尺の1/3程度は総集編のような様相だった。
試合部分が話の大半を占めているので、作画の負担が大きかったのかなと想像している。今期は万策尽きるアニメが多いが、『星合の空』も制作状況が厳しかったのかなと思った。
キャラクター造形にも違和感
まあ作画は大した問題ではないのだが、キャラクター造形に関しても違和感があった。まず直央が前向きになって母親からの電話をシカトするシーンがあるが、そこまで至った心情の動きが描かれていないので突拍子もないように感じた。ソフトテニスを楽しいと感じたくらいで、あんなに洗脳されていた親の呪縛からは解き放たれないだろう。
また日下部は負けたからソフトテニスを辞めるような軽率な男にしない方が良かったと思う。最初に眞紀柊真ペアが勝った相手が、ソフトテニスに真摯に向き合っていない人だと勝利の余韻が薄れてしまう。せっかく強豪に勝ったのに、なんだ適当にやってた相手に勝っただけかというイメージが残る。あと次に卓球部に入ると言っていたけど、卓球部はスポーツ系部活ヒエラルキーの一番下やん。
夏南子も眞紀の勝利に人一倍喜んだかと思いきや、その次の試合は「なんだ相手が弱いだけか」とか悪態を吐いていて、昔の彼女に戻ったかのようだった。アニメ的にも眞紀の快進撃を伝えている場面なんだから、このセリフは不要だったと思う。
眞紀と柊真は兄弟?
柊真の母が柊真の兄の涼真にたぶん離婚か結婚?を打ち明けるシーンがCパートにあったが、その時に涼真が「あいつらは俺の大事な弟だから」と弟が複数いることを示唆していた。これは弟のように可愛がっているという比喩のような気もするのだけど、言葉通りの意味にも取れる。また涼真はこれまで眞紀のことをずっと気に掛けたりしていることなどから、眞紀と涼真は実は兄弟なのではないかという推理ができる。
しかし年齢が同じで親も一緒なのに、なぜ二人は別れて暮らしているのか分からない。眞紀の父親は京終なのは確定だと思うので、柊真の父親も京終なのだろうか。それだと母親が柊真のことを疎ましく思っていることにも説明がつくのだが。それで、柊真の母親の決断が京終との結婚だったら、とんでもない結末になってしまう。最終話でそんな絶望に叩き落とすことはしないと思うけど。
コメント
はじめまして。
星合の空の事を検索しててこちらに来ました。
個人的には、眞己と柊真が兄弟か?とも思う反面、実は柊真と凜太朗の方が二卵性の双子なのか?とも勘ぐってしまいます。
仮に柊真と眞己が兄弟だとすると京終が父親だと涼真との兄弟関係が?だと思います。
個人的な予想ですが、涼真と柊真は同父母兄弟だとして眞己はあやが柊真の父親と不倫で産んだ子で、京終が眞己の事を実子だと思い込んでいるとか?と推測もしてしまいます。
その他、終盤で柊真の家庭の問題と凜太朗の産みの母親の話を出したのは、実は柊真と眞己は二卵性双生児とかか?と推測してしまい色々と考えてしまいます。
また、眞己が涼真の弟と見せかけるのは、視聴者を欺くためで実は柊真と凜太朗が二卵性双生児か?とも推測してしまいます。
5話で凜太朗がペアの樹ではなく柊真に出生の事を打ち明けたのが、気になります。
それと個人的に思うのが、このアニメで柊真と凜太朗だけが真面目で責任感の強い性格でそれでいて、2話で柊真は「あんな奴らは一発、殴ってやればいいんだ!」と発言し、凜太朗は3話で樹に「ざまあみろと思った」と発言してるのも、相手によっては暴力容認なのか?と思ってしまいます。
また、このアニメで勉強に関する描写は、3話の眞己から電話がかかってきた時の柊真と、5話で数学の授業中に部活のメニューを考えている凜太朗が問題を当てられて、スラスラと正解を書いたシーンと、凜太朗が養父母に産みの母親が会いたがっていると言われる時に凜太朗が勉強していた時しかないのも気になります。
もし柊真と凜太朗が二卵性双生児だったら、遺伝からくる共通の性格か?と推測してします。
上記はあくまでも個人的な予想で謎の部分も多いので多分、外れるかと思いますが柊真と凜太朗の組み合わせが気になります。