『IDOLY PRIDE(アイドリープライド)』第6話「かけがえのないステージを」感想です。
6話あらすじ
デビューライブが決まった。デビューは麻奈と同じ星見まつり。ライブに向けて、星見プロのメンバーは厳しいレッスンやインタビューの練習、レコーディングなどに打ち込む。そしてデビュー当日。さくらがリーダーの「サニーピース」、そして琴乃がリーダーの「月のテンペスト」がパフォーマンスを披露し、会場は熱狂の渦につつまれる。メンバーも手応えを感じるライブになったようだ。
サニーピース、月のテンペスト
6話で2つのグループがようやくお披露目になった。アイドルアニメでは主役となるアイドルユニットのライブまでが最も長いアニメのひとつに数えられるかもしれない。今回のAパートはアイドルアニメによくある特訓、練習シーン。コーチ役に能登有沙が出演していた。かなり久々に声を聴いたと思う。彼女はアイプラの『サヨナラから始まる物語』の振り付けも実際にやっているので、現実とリンクした役だった。もっとも演技は相変わらずだったけど。特訓、練習シーンは少し長かったような気もする。6話で重要なところは、ほとんどライブのみという感じだった。
私としては、ユニットの名前を決めるところのエピソードが欲しかったな。それぞれのグループが自分で考えてユニット名を決めるシーンは、アイドルの思いや目指す場所が一番よく出るところだと思っている。まあたぶん「サニーピース」も「月のテンペスト」もプロデューサーが勝手に決めたんだろうけど。与えられたユニット名をメンバーたちがどう咀嚼するのかというのでもいいから見たかった。名前の通り、サニーピースは明るいポップな曲調、月のテンペストはしっとりしたクールな曲調になっていた。ただ、ずっとこういうコンセプトなんだったら、メンバーを間違えてるんじゃないかという気がする。たとえば、芽衣はサニーピースのほうが合っているだろうし、雫は月のテンペストの方が合っているんじゃないか。
私が勝手にグループわけするなら、サニーピースはさくら、芽衣、渚、すず、千紗で、月のテンペストは琴乃、怜、遥子、沙季、雫にする。ミューレと他事務所を分けたいという思いがあったんだろうけど、単純に後者のメンバーのほうをミューレが声を当てればよかったんじゃないかと。まあ、あんな曲歌っといて喋ったら全然雰囲気違ったというのも、ギャップがあっていいという判断なのかもしれないが、逆にファンが減りそうな気もしないでもない。曲はサニーピースのほうが好きだった。首藤志奈(雫役)が歌唱力高いなと思った。あのボソボソ声のキャラクターとは思えない。ライブシーンの作画は流石に気合が入っていた。CG絵も特に違和感はなかった。
TRYNITY AiLEがしゃべるところは初披露だったと思う。演技はそのままTrySailなのでなんの問題もないんだけど、麻倉ももの役がなぜ京都出身で関西弁なのか理解に苦しむ。方言キャラを入れたいなら福岡出身にして博多弁をしゃべるキャラクターにすればいいのに。もちょの博多弁すごくかわいいのに。関西弁を入れたいんだったら、寿美菜子にやってもらえばいいのに。謎だ。バンプロダクションの社長の朝倉恭一は星見プロの三枝とタイプは違い、スパルタ指導という感じだった。三枝に対するライバル心からアイドルに対して余計に厳しくあたってしまうのかもしれない。
前回あらすじ
星見プロダクションに新たなメンバーが加わった。一ノ瀬怜はダンスコンテストで優勝経験のある実力派だった。9人に佐伯遥子を加えた10人の星見プロのメンバーを、航平は5人ずつの2グループに分けることを決断する。それぞれのリーダーは琴乃とさくらが任命された。さくらのグループではストイックな怜と、姉とグループが別れて不安気な千紗の軋轢が生じ始める。それでも、怜のひたむきさに心を打たれた千紗は改めて気持ちを入れ直し、グループの結束がさらに堅くなるのだった。
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