『IDOLY PRIDE(アイドリープライド)』7話感想 水着回なんだけど…

『IDOLY PRIDE(アイドリープライド)』第7話「Shining Smile」感想です。

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7話あらすじ



サニーピースと月のテンペストはどちらもビーナスプログラムで連戦連勝の快進撃。そして、2組とも復活したネクストビーナスグランプリへの出場を決断する。オフの日。星見プロのメンバーたちは、ビニールプールで遊んだり、ショッピングをしたり、映画を見たりと、久々の休日を満喫した。そして来たるネクストビーナスグランプリに向けて気持ちを新たにするのだった。

突き抜けられない日常回

今回は日常回。事前に水着回と聞いていたので、ちょっと楽しみにしていたんだけど些か肩透かしな感じはあった。水着回といってもはっきりと水着を披露したのは、雫とすずと遥子さんだけだったし、さくらは上に上着を羽織っていたし、琴乃や渚はTシャツのままだったし、怜や沙希、千紗に至っては水着すらなかった。ガードが固いアイドルだなあ。まあ怜はストイックだから水着なんて泡沫アイドルのやることだとか思っていそうだし、沙希や千紗は恥ずかしがってやらなさそうだから、キャラには合っているかもしれないけど、観ている側からするとやっぱり物足りない。

あと、さくらが上着を羽織っているのは手術痕を隠しているからなんだろうが、やっぱり気にしてないような振りはしているけれど、コンプレックスがあるんだなと、少しさくらの内面を慮れたと思っていたんだけど、結局ファスナーを外して、手術痕をみんなに見せていたのが納得がいかなかった。それなら最初から水着でいろよと。本当に見せたくなかったら、いくら気が抜けても人前で上着を脱ぐことはしないだろうに。手術痕を琴乃たちに見せて、琴乃が心配するというエピソードを入れたいがために、さくらの内面描写がめちゃくちゃになっていると思う。

そして、手術痕のエピソードや生前の麻奈の映像の上映があったせいで、コミカルなはずの日常回がしんみりしちゃうのもなんだかなあ。個人的には、日常回は普段のゴタゴタとかを全部忘れてパーッと盛り上がって欲しい『戦翼のシグルドリーヴァ』のサービス回は突き抜けていて悪くなかったと思う。「1日遊んで切り替えて、ネクストビーナスグランプリに向けて頑張るぞ」という感じを出して次回につなげていきたいんだろうけど、そうなら日常パートはもっとはっちゃけてほしかった。すずだけは盛り上がっていたけど。同じグループにすずと芽衣がいて、琴乃の心労はマックスに達していそうだ。サポートしてくれる渚がいてよかった。

『IDOLY PRIDE』が最初に発表されたとき、キービジュアルではアイドルがみんな便意を我慢しているような苦痛の表情を浮かべていたから、何度も挫折しても立ち上がるようなシリアスなアイドルものなのかなと思っていたら、アイドル結成も順調、ビーナスグランプリでも順調と全く艱難辛苦を感じさせない。制作途中で方針転換したのだろうか。ビーナスグランプリでは負けがこんで苦悩するというシナリオなのかと思っていたのに。あと前回の感想で「アイドルが自身のユニットの名前を決めるところのエピソードが欲しかった。どうせプロデューサーが勝手に決めたんだろうけど。」と書いていたけど、どうやらサニーピースは自分たちで決めたようだ。そうなると、やっぱりユニット名を決めるシーンは入れてほしかったなあ。

エンディングはサニーピースの新曲。月のテンペストよりもサニーピースのほうが目立っているような気がする。ミューレの、ミューレによる、ミューレのためのアニメなのに意外だ。

前回あらすじ

デビューライブが決まった。デビューは麻奈と同じ星見まつり。ライブに向けて、星見プロのメンバーは厳しいレッスンやインタビューの練習、レコーディングなどに打ち込む。そしてデビュー当日。さくらがリーダーの「サニーピース」、そして琴乃がリーダーの「月のテンペスト」がパフォーマンスを披露し、会場は熱狂の渦につつまれる。メンバーも手応えを感じるライブになったようだ。

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