『神様になった日』第1話「降臨の日」感想です。
1話あらすじ
高校3年生の成神陽太が友人の国宝阿修羅とバスケを楽しんでいると、謎の少女、ひなが現れる。彼女は自分自身を神様と名乗った。そして、ひなは30日後に世界は終わると宣言した。
陽太は最初は当然信じていなかったものの、ひなが雨が降ることを予言したり、競馬で着順を完全に言い当てたりするのを見て、少しずつ彼女の能力を信じ始める。
陽太は幼馴染の伊座並杏子に片想いをしていた。杏子と付き合いたいと願う陽太に、ひなは陽太が野球でかっこいいところを見せれば振り向いてくれるはずだと告げる。
なんだかんだで野球勝負をすることになるが、陽太は見逃し三振に倒れ、陽太はあえなく杏子に振られる。そして、ひなはなぜか陽太の家に滞在することになるのだった。
麻枝准の新作アニメ
PA WORKSと『Angel Beats!』や『Charlotte』などの作品を世に送り出してきた麻枝准の新作アニメ。今までABCと来たから今度はDから始まるアニメかと思っていたけど、まさかの日本語だった。ちなみにどうでもいいけど、『Fairy Gone』はFGということに気付いて、麻枝准の作品ではないかというネタを密かに思いついて、夜中ひとりでニヤニヤした。
さて、今回の作品は「原点回帰」がテーマらしい。確かに第1話から麻枝准らしい展開だった。一昔前の成人向けゲームのようなお寒いギャグの応酬や、必須の野球回、そしてヒロインの声優が佐倉綾音という念の入れよう。誰が見ても麻枝准が脚本だと言うに違いない。お寒いギャグとは言ったが、野球シーンで見逃し三振になるところは不覚にも笑ってしまった。悔しい。
その野球のシーンだが、ひなが本当に未来を当てることができるのであれば、5球目は存在しないはずで、5球目が甘く入るストレートだと言うこともできないはず。つまりこのシーンは重要な伏線になるのだと思う。考えられそうな展開としては、ひなが世界が終わるまでの30日間をずっとループしていて、5球目が存在する世界線も過去に体験しているというものだろう。ループものは麻枝准の原点回帰とも言うことはできそうだし、ループというそれ自体が「原点回帰」と言い換えることもできる。『神様になった日』というタイトルからも、神様ではないときが過去には存在したということを意味しているから、ひなが本当に神様というわけではないと想像できる。
ちょっとだけ考察してみたけど、麻枝准の作品は注目度が高いし、ファンも多いので、他のブログはこのブログなんかよりも比較にならないほど深い考察をしてると思うので、私が感想を書く意義はあまりないと思う。2話以降の感想は書かないとは思うけど、作品は追いかけていくつもりだ。
作品情報
イントロダクション
原作・脚本:麻枝 准×制作:P.A.WORKSによる完全新作オリジナルアニメーション企画、待望の3作目が遂に始動!ゲームブランド「Key」の立役者として『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』など数々の傑作を生み出し、アニメ・音楽とマルチな領域でファンを熱狂させてきたシナリオライター・麻枝 准が原作・脚本を担当!『Charlotte』制作後、長らく現場から離れていた麻枝 准の中に、再び創作へと駆り立てるある想いが浮かんだ。”原点回帰”2020年10月、麻枝 准×P.A.WORKSの贈る、切なくも愛しい物語が新たに誕生する。
スタッフ・キャスト
スタッフ
原作・脚本:麻枝准 / 監督:浅井義之 / キャラクター原案:Na-Ga / キャラクターデザイン・総作画監督:仁井学 / 美術監督:鈴木くるみ / 撮影監督:梶原幸代 / 色彩設計:中野尚美 / 3D監督:鈴木晴輝 / 編集:髙橋歩 / 音響監督:飯田里樹 / 音楽:MANYO・麻枝准 / アニメーション制作:P.A.WORKS
キャスト
ひな:佐倉綾音 / 成神陽太:花江夏樹 / 伊座並杏子:石川由依 / 国宝阿修羅:木村良平 / 成神空:桑原由気 / 神宮司ひかり:照井春佳 / 天願賀子:嶋村侑 / 成神時子:柚木涼香 / 成神大地:新垣樽助 / 鈴木央人:重松千晴 / CEO:井上喜久子 / 尾熊雷太:松田健一郎
コメント