『彼女、お借りします』1話感想 レンタル彼女から始まる恋愛

3.5

『彼女、お借りします』第1話「レンタル彼女 -レンカノ-」感想です。

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1話あらすじ

大学生の木ノ下和也は、生まれて初めてできた彼女である七海麻美にたった1ヶ月でフラれてしまった。ショックに枕を濡らす和也はレンタル彼女の広告を偶然見つけ、寂しさから申し込んでしまう。

現れたのは黒髪ロングの清楚な美少女の水原千鶴だった。4万円を支払ったが、水族館などのデートを楽しみ、最後には手を繋いでくれて至福のひとときを味わった和也だったが、家に帰ってネットで口コミを見ると誰に対しても同じことをやっていて、ただの仕事だったのかと思い返し、虚しさが込み上げてきた。

和也は再び千鶴を呼び出し、彼女の仕事を批判する。しかし千鶴はそれに反論。侃々諤々の言い合いの中、和也の祖母の和が倒れたと連絡が入る。和は無事だったが、千鶴と和也の彼女だと勘違いしてしまう。

友人にも千鶴を紹介しようとする和に焦り、逃げようとするが、空室に追い詰められ、和也と千鶴はベッドの中に隠れてくんずほぐれつの状態に。

なんだかんだあって、それでも前向きになれた和也はもうレンタル彼女には頼らないと決心し、千鶴と別れるが、後日、大学で三つ編みに眼鏡を掛けた野暮ったい姿の千鶴に再会するのだった。

レンタル彼女から始まる恋愛

お金を払って1日デートしてくれるレンタル彼女をテーマにしたラブコメ。レンタル彼女って使ったことないので相場が分からないけど、1回4万円は高くないか?水族館の入場料とか食事代とかも男持ちなんだよね?千鶴が美少女でプロだから料金が高いのかもしれないけど、全く見ず知らずの人とデートするのに4万は出せないなあ。雨宮天さん本人が1日デートしてくれるなら、毎週でも払うけど。

レンタル彼女という今風のネタをテーマにしておきながらも、結局は古典的な少女漫画や少年ラブコメ漫画のように、いがみ合った女の子と偶然キャンパスと再会みたいな流れになっちゃうのがちょっと笑ってしまった。やっぱりみんなそういうテンプレートが好きなんだなあ。そのうちパパ活から始まる恋愛みたいな作品が出てくるかもしれない。いやもう出てるかもしれないか。

でもそもそも、レンタル彼女で出逢った人と付き合うってのもどうなんだろうなあ。レンタル彼女やるってことは恋愛に自由ってことだから、すぐ別れることになりそう。見た目が清楚なほど実際はアレだって言うし。まあこれは、恋愛経験に壊滅的に乏しい私の、レンタル彼女に対する偏見に満ちた意見なので、アニメの内容には特に関係はない。どうでもいいけど、イントロダクションに「ダメダメ大学生」って書いてあるけど、和也でダメだったら私の大学生活はなんだったのだろうか。ゴミか。

アニメ自体はなかなか面白かった。ストーリーはなぜ千鶴が和也の祖母のところについて行ったのかとか、少し首を傾げるような点はあったものの、それ以上に絵が綺麗で、上手くデフォルメを活用していて、キャラクターの表情も豊かで、物語上の多少の違和感は気にならないくらい引き込まれた。ちょっとえっちなシーンもあったし。

でも正直言って、キャラクターとしては千鶴よりも麻美の方が好きだなあ。黒髪ロングにあまり魅力を感じない人間なので。もし千鶴がレンタル彼女で来ても「やっぱり麻美が良かったよお」って、私ならその夜も枕を濡らしそうな気がする。まあ次回予告を見る限り、麻美ともヨリを戻しそうな雰囲気があるので楽しみ。

作品情報

イントロダクション

20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法”を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にかけながら、和也の顔を伺う美少女、水原千鶴は微笑みかけた──。たった一度のレンタルで、輝き出すリアルがある!ラブ×ドキMAXの無鉄砲ラブストーリー、開幕!

スタッフ・キャスト

スタッフ

原作:宮島礼吏 / 監督:古賀一臣 / シリーズ構成:広田光毅 / キャラクターデザイン:平山寛菜 / 色彩設計:石黒文子 / 美術監督:秋葉みのる / 撮影監督:坂井慎太郎 / 編集:中葉由美子 / 音楽:ヒャダイン / 音響監督:髙桑 一 / アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

キャスト

水原千鶴:雨宮天 / 七海麻美:悠木碧 / 更科瑠夏:東山奈央 / 桜沢墨:高橋李依 / 木ノ下和也:堀江瞬 / 木ノ下和:野沢由香里 / 木部芳秋:赤坂柾之 / 栗林駿:梶原岳人

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