『彼女、お借りします』第3話「海と彼女 -ナツカノ-」感想です。
前回あらすじ
千鶴と和也は大学が同じだけでなく、アパートもお隣さんだった。ある日、和が和也の部屋を訪れることになった。千鶴は二度と彼女のフリはしないと拒絶していたが、和の想いを盗み聞きして絆され、毎週水曜は和のお見舞いに一緒に行くと約束してしまう。お見舞いの帰り、千鶴と和也が歩いていると和也の友人に飲みに誘われる。いい顔をしたい和也は千鶴の許可も取らずに了承してしまう。ところが、その飲み会にいたのは元カノの麻美だった。麻美は自分への当てつけと感じ、和也の悪口を並べ立てて千鶴を煽る。腹を立てた千鶴は和也を置いて帰宅。飲み会後に麻美は和也に接近。家に誘うのだった。
3話あらすじ
麻美は巧みな駆け引きで、和也を虜にしていく。しかし、和也は千鶴を悪様に言われることだけは許さず、麻美の千鶴に対する嫉妬はさらに膨らんでいき、千鶴と和也を別れさせようと目論むのだった。
後日、千鶴を除く飲み会のメンバー伊豆下田に旅行に行くことになった。麻美の水着姿に興奮を抑えきれない和也。和也は麻美に簡単に手玉にとられ、寄りを戻してくれと告白しようとしたとき、千鶴が現れた。
千鶴も友人との旅行で下田を訪れていた。千鶴の登場に麻美の嫉妬心は極限まで膨らみ、海岸の岩場の陰に和也を誘い出し、不意に唇を奪うのだった。
主人公の性格が好きになれない
主人公の性格が好きになれないなあ。嘘に嘘を重ねて迷惑かけたり、千鶴を無理に巻き込んだり、マミに鼻の下伸ばしまくったり。ラブコメの主人公でよくあるタイプの誰に対しても異常なほど優しい性格を「童貞的」と喩えることがあるけど、和也はリアルな「童貞的」だと思う。誰にでもいいカッコしたいけど、誰が好きとかいう一途な主体性はあんまりなくて流されるままで、自分がモテてて女の子を選ぶ側だと勘違いしちゃって、その割には自分のやったことに後から自己嫌悪に陥っちゃうの、嫌いだわ。
まあこんなに不快に感じるのも結局、私の同族嫌悪なのかもしれない。私には和也のような経験は一切ないけど、同じ立場に置かれたら同じような行動を取っちゃいそうではある。あと視聴者にはマミの真意が分かってるから和也にイライラする、というのもあるかもしれない。マミの方の内面はずっと隠しておいて、数話後に彼女の本性を見せるという構成でも良かったのかもとは思った。
男なら誰でもマミに迫られたら、ホイホイついて行っちゃうし、あんなこと言われたら自分に気があると勘違いしてしまうと思う。でもアニメのラブコメでは、そういうキャラクターをあんまり観たくないんだよなあ。実写ドラマとか漫画(まあこれは原作が漫画だから原作なら大丈夫かもしれない)なら割と許せそうな気がするのに不思議だ。
千鶴がトイレから出るときに水着姿になってそのあと和也たちと行動することになったのはいいけど、元々一緒に来た友達はどうなったんだ。めちゃくちゃ心配してそう。あとコンビニの公衆トイレの中でよく裸足になれるなあ。千鶴は和也のメンツを保たせてくれるし、すごく優しい子なんだろうけどビジュアルがあんまり好きじゃない。マミは見た目は大好きだけど、性格は腹黒すぎるし、正直今まで出てきた中だとマミの友達のみはるが一番好きかもしれない。茶髪の二つ結びの女の子。なんだかんだ普通の子が一番好き。新ヒロイン早く出てこないかな。
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