『彼女、お借りします』第5話「温泉と彼女 -イマカノ-」感想です。
前回あらすじ
麻美のキスで和也は完全に心を奪われる。みんなの前で千鶴と別れるつもりだと話す和也だったが、友人の木部芳秋は和也の気持ちが麻美に移っていることを見抜いていて、苛立ちから和也に殴りかかる。木部は和也にもう一度チャンスをあげて欲しいと千鶴に頭を下げ、ペアのフェリーチケットをプレゼントした。好意を無駄にできず、一緒に乗ることになったものの、千鶴の体調が優れず、バランスを崩して甲板から海に落下してしまう。和也は千鶴の救出のため躊躇なく海に飛び込むのだった。
5話あらすじ
千鶴は和也に救出されたが、逆に和也が昏睡状態に陥ってしまう。千鶴は救命措置を行い、和也は無事に息を吹き返した。しかし、お互いぎくしゃくした関係になってしまう。
和也は麻美のことが忘れられず、家でひとり行為に及ぶ。ところが、その最中に思い浮かべるのは麻美ではなく千鶴の姿だった。そこで、和也は自分が千鶴に恋をしていることに気付くのだった。
祖母の和の快気祝いに家族で温泉旅行に行くことになった。旅館には千鶴の祖母の小百合も訪れていた。和也が自室に行くと、そこには千鶴がいた。和と小百合は内緒で和也と千鶴を同室にするように画策していたのだ。
文句を言っていた千鶴だったが、途中からは吹っ切れて温泉を楽しみ始める。和也が寝るために玄関へ布団を持って出ようとしたところに、千鶴は同じ部屋で寝てもいいと声を掛けるのだった。
千鶴への恋心への気付き
今回は温泉回。温泉だけでなくサービスシーンもいっぱいあった。ラブコメで女性キャラクターが自分の主人公に対する恋心に気付くシーンは、一連のストーリーの中で私が一番好きなところなのだが、男がヒロインに対する恋心に気付くシーンは正直どうでもいい。しかも、それがナニをしている最中で、フィニッシュで千鶴への思いに気付くとか、このアニメらしい気持ち悪さで苦笑いだった。しかも自分の胸触るとか生々しすぎるんだよなあ。男のそんなシーン見たくなさすぎる。
千鶴が海に落ちて、和也自身も危機的な状況に陥ったのに、家に帰ってすぐよくそんなことする気になれるよなあ。しかもマミに対しては生々しい描写を妄想してるのに千鶴は服を着たままで、マミの扱いの悪さに笑ってしまう。マミは身体目当てでしかないのか。
マミが和也が現れたときに車の窓を閉めたのはよく分からんかった。マミが怒るところはあっただろうか?マミは横槍入れてきただけだし、マミを放ったらかしにして、千鶴とデートしていてもマミが怒る道理がないと思うのだが。しかも放ったらかしにしたのは、千鶴を助けるためで不可抗力的だし、むしろ和也の身体を心配してあげてもいいはずなのに。和也も「嫌われても仕方ない」って思うのは違和感。むしろマミの態度に怒るか、マミの性格の悪さに気付くところだと思う。
千鶴も和也に救出されてから、少し和也のことを意識している気がする。でも、同室で寝てもいいというのはちょっと急すぎないか。千鶴の様子を見ていると、そこまで気を許している感じではないと思っていたのだけど。アニメではエピソードが割愛されていると思うし、描き方も違うので、原作を読むともう少し違う印象を受けるのかもしれない。
まあこれはフィクションなので突っ込みは野暮だけれど、最近は人工呼吸はやらなくてもいいことになっている。あと海上保安庁が怒っていた理由が全く分からん。和也は、救出するためとはいえ海に飛び込んだことは怒られても仕方ないとは思うけど、完全な被害者の千鶴に何を怒ることがあるんだろうか。
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