『彼女、お借りします』8話感想 クリスマスにストーカー行為に勤しむ和也

3.5

『彼女、お借りします』第8話「クリスマスと彼女 -クリカノ-」感想です。

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前回あらすじ

瑠夏もレンタル彼女だった。ひょんなことから、瑠夏は足を踏み出して階段から落ちてしまう。和也は身を挺して瑠夏を守った。後日、瑠夏が和也の大学にやってきた。瑠夏は和也の自宅にまで押しかけ、千鶴とのレンタル関係はバラさない代わりに、自分と付き合うことを求めてきた。急な告白に面食らうが、千鶴のアドバイスもあり、和也は瑠夏とは付き合えない旨を告げるが、悲しみから瑠夏は路上で泣き出してしまう。処置なくした和也は瑠夏と付き合うことになってしまった。

8話あらすじ

束縛の強い瑠夏は和也を深夜までメールに付き合わせたり、毎週デートに連れ回したりで、和也は疲労困憊してしまう。耐えられなくなった和也はクリスマスに予定があると嘘をついて、瑠夏の誘いを断った。

クリスマスイブ。和也は偶然、千鶴とイケメンの男が街で出会っているのを目撃する。千鶴の彼氏じゃないかと気になった和也は尾行を開始する。

映画館やショッピングなどで楽しそうにする2人を見ると、彼氏だという確信はますます高まっていった。ところが、公衆トイレでその男が電話で怪しい会話をしているのを盗み聞きし、千鶴を騙そうとしているのではと不信感を抱く。

和也は2人の前に飛び出す。ところが、彼氏だと思っていた男は海と名乗り、千鶴の通っているアクターズスクールの同期だった。千鶴は女優の卵だったのだ。

勘違いしていた和也は自身を卑下するが、そんな和也に千鶴はクリスマスプレゼントとしてスマホケースを渡す。初めての異性からのクリスマスプレゼントに和也は感涙するのだった。

和也の喜怒哀楽が激しい

クリスマス回。瑠夏に振り回されて悲しんだり、千鶴に彼氏がいるのではと疑心暗鬼になったり、海に騙されているのではと怒ったり、ストーカーしてる自分をヒゲしたり、彼氏じゃないと分かって安心したり、プレゼント貰えて喜んだり、和也の喜怒哀楽が激しすぎる回だった。ひとつひとつの言動に逐一振り回されるのが、「バカな男」の典型像をなぞっていて、和也らしいなと思った。

でもいろいろ納得行かないところもある。まず瑠夏のクリスマスのお誘いを断ったのに、今年のクリスマスもひとりかと落ち込むのはよく分からん。瑠夏とは距離を置きたいと思っていたのは分かるけど、距離を置くべき優先順位が違うと思う。深夜までLINEに付き合ってるのをやめて、クリスマス一緒に過ごせばいいのに。仮の彼女とは言っても、瑠夏からしたら彼氏なんだからクリスマス断られるのは可哀想。しかも、その彼氏はストーカーしてるし。瑠夏とのデート中に千鶴を目撃っていう展開でよかったんじゃないか。

あと、千鶴がちょっと優しすぎる。ずっと尾行してるのを知ったら、いくら友人でもドン引きだと思う。それを怒るどころか、しょうがないなって感じで許してくれて、あまつさえプレゼントまでくれるなんて。天使すぎる。本当にこんな女の子がいたら絶対好きになるけど、和也に都合のいい女の子になりすぎているのがなんかなあ。

それに、海がアクターズスクールの同期だと知ったところで、和也は全然安心できないと思う。こういうシチュエーションは、男が兄とか弟とか絶対恋愛対象にできない相手だからこそ安心するんであって、アクターズスクールの同期のイケメンなら将来的に付き合う可能性が高い。和也のプレゼントを選ぶためとかいうのもデートに誘う理由付けにしか思えない。和也は諦めて瑠夏ちゃんと付き合おう

今回は千鶴が女優の卵だったというのが重要な情報だった。レンタル彼女で働いていたのも演技の練習を兼ねたバイトだったらしい。確かに恋愛ドラマの演技の練習をするにはうってつけかもしれない。元々個撮モデルをしていた声優が多いのも、きっと演技やグラビアの練習を兼ねていたんだろう。

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