『彼女、お借りします』9話感想 虚言癖はお前だ

3.0

『彼女、お借りします』第9話「嘘と彼女 -ウソカノ-」感想です。

スポンサーリンク

前回あらすじ

束縛の強い瑠夏に和也は疲労困憊。クリスマスに予定があると嘘をついて、瑠夏の誘いを断った。クリスマスイブ。和也は偶然、千鶴が男と会っているのを目撃する。千鶴の彼氏じゃないかと不安になった和也は尾行を開始する。ひょんなことから、男が千鶴を騙そうとしているのではと不信感を抱く。ところが、男は彼氏ではなく、千鶴の通っているアクターズスクールの同期だった。千鶴は女優の卵だったのだ。千鶴は和也にクリスマスプレゼントとしてスマホケースを渡す。異性からの初めてのクリスマスプレゼントに和也は感涙するのだった。

9話あらすじ

千鶴とのデート中に瑠夏がやってきた。瑠夏はむりやり千鶴から和也を引き剥がし、デートをするが、心ここにあらずな和也に業を煮やした瑠夏は、和也を目隠ししてある場所へと連れて行く。

そこはラブホテルだった。瑠夏は和也の祖母を騙し続けるのは無理だと言い、千鶴と別れるように迫る。さらに自分には和也の跡取りを残す覚悟もあると攻め寄るのだった。

正月。和也と千鶴は和の家族と一緒に初詣に行くことになった。しかし、そこに瑠夏が現れる。彼女はホテルで和也のスマホを盗み見ていたのだ。瑠夏は和に和也の彼女だと言い放つ。

慌てる和也は瑠夏のことを虚言癖だと言ってしまう。瑠夏は千鶴にも本当は和也のことが好きなんだろと詰め寄る。千鶴はなにも言い返すことができなかった。

さらに瑠夏は和にも真実を告げようとするが、和の千鶴に対する想いの強さにそれは躊躇われた。瑠夏は和也に長期戦を宣言するのだった。

瑠夏が普通にかわいそう

単純に瑠夏がかわいそうな回だった。和をずっと騙し通すわけには行かないから、千鶴と別れたことにして自分を正式な彼女として紹介しろと言うのはすごく真っ当な意見だと思う。実際に和也は(単に瑠夏の涙に絆されただけとしても)瑠夏と付き合ってるのは事実だし、瑠夏の提案は正論でしかない。

一向に進展しない状況を据えかねて、千鶴と和也の初詣に瑠夏が突撃したのも、行動自体は褒められたものではないけど、気持ちはわかる。瑠夏が彼女だと言ったのは嘘でもなんでもないし、虚言癖呼ばわりされるのは本当にかわいそう。お前が本当の虚言癖だよって話だ。和に全部バラしてしまえとずっと瑠夏を応援していたが、結局できなかった。瑠夏の優しさが仇となった。マミなら全部ぶちまけてくれたかもしれない。もう瑠夏は和也なんか捨てて、私のところに来なさい。

千鶴もずっと優しい女の子だと思っていたけど、結構ひどい。まあ和也は全部真実を話そうと思っていたのに止めたのは千鶴だし、瑠夏と付き合えと言ったのも千鶴なのに、和也をキープし続けている。まあ千鶴もレンタルレンタル言い続けてきて、今さら和也のことを好きって言えない気持ちはわかるんだけど。和也に「私のこと好き?」って聞いたのも、レンタルの関係に終止符を打ちたいという淡い期待があったんだろうし。やっぱり優柔不断で八方美人な和也がクズだな。

和も和也や千鶴に対するプレッシャーが強すぎるのも悪い。なんか登場人物の全員にイライラしてしまう。まあそこまで感情移入できるってことは、作品としては成功してるのかもしれない。アンチがつかないような作品には意味がないし。

ところでもうひとりのヒロインはいつ出てくるのだろう。ビジュアルだけ見て一番期待していたのだけど、こんなに終盤になるとは思ってもいなかった。残り3話で千鶴とくっつくとも思えないし、ハーレムエンド的な締めになるのだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました