『恋する小惑星(アステロイド)』第2話「河原の天の川」感想です。
前回あらすじ
木ノ幡みらは、真中あおと小惑星を見つけると約束していた。高校生になったみらは地学部へと入部する。となっていた。幼馴染の萌と顧問の遠藤先生と共に部室を訪ねると、部長の真理や副部長の美景、部員の舞が出迎えた。その中に新入部員の真中あおの姿もあった。あおは引っ込み思案な性格だったたが、みらとの触れ合いで徐々に心を開いていく。実績の少ない地学部を宣伝するべく、会報の制作に取り掛かる。会報の名前はあおの提案で「KiraKira」に決定した。
2話あらすじ
地学部のフィールドワークとしてバーベキューを楽しみつつ、河原で石の観察、そして夜は天体観測を行うことになった。みらは美景に様々な種類の石を教えてもらい、地質研究の楽しさを味わっていく。
夜は天体観測。あおは慣れない望遠鏡の導入に手こずりながらも、真理の手ほどきもありながら火星やガリレオ衛星の観察を楽しむ。地質研究班の美景や舞も星の美しさや深淵さに惹かれていった。
後日、会報「KiraKira」の制作に本格的に取り掛かることに。みらは何を書くか迷いながらも何とか書き上げるが、姉のみさにこっぴどくダメ出しをされてしまう。落ち込むみらだったが、漫画で描くことを思いつき、みららしい記事が仕上がった。
会報はみさの宣伝もあり、多くの人に読まれることになった。会報完成記念にメンバーみんなで温泉に行くことに。そこでは遠藤先生の意外な過去を、お客さんから教えてもらうのだった。
安定した完成度
ほのぼのとしながらも雑談を交えつつの石の観察や天体観測、そして会報の制作。さらに温泉シーンと気を衒わない構成で、まさにこういうのでいいんだよを体現したかのような2話だった。
温泉シーンはかなり控えめだったが、このアニメはこれくらいの露出がちょうどいいと思う。あまり露骨になりすぎると卑しく感じてしまう。個人的な意見では全くなくてもいいかなと思うのだが、温泉といえば岩があるし、温泉の雑学は言ってしまえば地質研究の範疇でもあるので、ただのサービスシーンというわけでもなく、必然性のあるものになっていたと思う。
望遠鏡が売れそう
『ゆるキャン△』ではキャンプをするオタが増えたらしいが、このアニメを見て天体観測をするオタが増えそうではある。しかし、作中でも言っていたが天体観測は初心者には結構難しいと思う。私も小学生の頃に少しやっていたが、寒空の下なかなかうまく観測できずにヤキモキしたことを思い出した。
作中では自動導入の望遠鏡もあると言っていたが、確かにあるけど初心者が自動導入のものを使えばすぐ見れるというわけでもなく、基本的な星や星図の知識が必要になるので、キャンプよりもハードルは高いかもしれない。個人的には何気に地質研究の方が楽しそうだなと思ったりもしたが。まあそれも知識が必要になるけど。中学時代は岩の名前とかも覚えさせられたなあ。全く覚えてないけど。
ちなみにアニメに出てきたガリレオ衛星は、木星の衛星のことでガリレオが発見したことから名前がついている。衛星の名前はイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストでよくクイズにも出されたりする。望遠鏡がなくても、ちょっと高性能の双眼鏡や高倍率のカメラがあれば観れるのでぜひ。
コメント