『ラピスリライツ』10話感想 ティアラの目指す理想の魔女像

3.5

『Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)』第10話「Honorable princess」感想です。

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前回あらすじ

LiGHTsは退学になって学園から追い出された。ティアラはウェールランドの第二王女で、ブリストルへと帰っていった。残された4人はラトゥーラの好意で、彼女のバイト先に居候することになったが、ロゼッタも実家のブリストルに戻ることに。残った3人にココは言葉をかける。その言葉に励まされた3人は、自分たちもティアラを迎えにブリストルに行くことを決断するのだった。

10話あらすじ

宮殿ではエリザが待っていた。彼女はティアラに冷たく接し、ティアラも萎縮してしまう。幼いころ、エリザとティアラは仲の良い姉妹だった。ティアラはエリザに憧れて、エリザのような魔女になりたいと思っていた。

ロゼッタたち4人はブリストルに到着。ところが、ティアラに謁見する許可を得るためには数日を要するという。そんなに長く待てない4人は、裏口から宮殿内に侵入することにした。

地下道を超え、監視を掻い潜りながら宮殿内への侵入には成功。ところが宮殿内の警備員に見つかってしまい、ロゼッタラヴィとアシュレイリネットの二手に分かれた。

アシュレイとリネットはエリザと遭遇。エリザの魔法に2人はあっけなくやられてしまうが、エリザはリネットたちのことを知っているようで、それ以上のお咎めもなかった。

ロゼッタとラヴィはメイドのアンナと出会い、全員でティアラに再会。魔女になる夢を躊躇するティアラをみんなで励まし、ティアラは再び魔女を目指す決心をするのだった。

熱膨張って知ってるか

まさか『ラピスリライツ』で「熱膨張」を聞くとは思わなかった。でも鉄格子を炎で温めて氷で急冷を一回やっただけでキックで破壊できるほど脆くなることはまずない。脆くなるとしても、むしろ熱膨張後の急冷によってクラックが入ることよりも急冷したことによるマルテンサイト変態の方が寄与が多そう。

ロゼッタが鉄格子を曲げるほどの怪力なのは笑った。もうほとんど通れるくらいの隙間空いてたやろ。ことあるごとに腕立て伏せをしていたのは、この伏線だったのか。鋼のケツも持ってるし、脱いだらすごそう。

話の流れにちょっと違和感

王女ティアラの髪型が新鮮でかわいかった。ティアラが魔女になると再び決心したのはいいんだけど、エリザの了承を全く得ずに勝手に決めていたのは気になった。ティアラが魔女になるのを躊躇っていたのはエリザの反対もあったのだから、エリザをちゃんと説得して欲しかった

そのエリザもリネットを見逃すなど、行動に釈然としないところはあった。普通なら、ティアラが魔女になるのに反対しているのだから、リネットやアシュレイは完全に追い出すのが筋だろう。リネットのことを既に知っている感じだったから、退学もLiGHTsの覚悟を計るためにエリザが仕組んだことで、リネットたちが迎えにきたということはその覚悟があるってことだから、まあしゃーないなって思ったとかそんな感じなのかもしれないけど、そこは今回のうちに解決しておいて欲しかった。

上っ面だけを見ると、反対している魔女に引き込もうとしている人たちに宮殿内に侵入されただけでなく、居候までされているように見えるので、エリザは絶対納得しないやろって思ってしまう。エリザには考えがあってやっていることなんだろうが、そこをLiGHTsのメンバーがなんで宮殿の人たちは許してくれたんやろって思わないのも不思議に感じてしまう。

想像していた話の流れとしては
アンナ ティアラ様に面会です
ティアラ ロゼ!ラヴィ!なんでここに?
エリザ 入りなさい
ティアラ リネットとアシュレイも!
ロゼッタ もう一回一緒にやろう
ティアラ よっしゃ!やるで!
エリザ ダメよ
ティアラ やるったらやる!
エリザ そう…実は私が全部仕組んだことやったんやほんまは合格や
ティアラ お姉ちゃん…
兵士 敵襲です!
次回へ続く
みたいな感じだと思っていたんだけど。

あとエリザがなぜティアラを魔女にさせたくないのかの理由もまだ分からない。魔獣との戦いにティアラを巻き込みたくないとかはすぐに思いつくが。エリザも退学の件以外にもまだティアラに隠していることがありそう。ティアラが回復した一方でエリザの体調が悪くなっていたのも気になる。エリザが魔法で身代わりになったのだろうか。

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