『ラピスリライツ』11話感想 エリザの真意とティアラの覚悟

3.5

『Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)』第11話「Top concern」感想です。

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前回あらすじ

ティアラは宮殿でエリザと再会。ロゼッタたちもブリストルに到着。裏口から宮殿内に侵入するも、警備員に見つかってしまい、二手に分かれた。ロゼッタとラヴィはメイドのアンナの手引きでティアラに再会。リネットとアシュレイも合流する。エリザに反対され、自信も失ったティアラは夢を諦めつつあったが、みんなで励まし、再び魔女を目指す決心をするのだった。

11話あらすじ

再び魔女を目指す決心をしたLiGHTsだったが、宮殿のあまりの過ごしやすさにそのことを忘れていた。そんな中、アンナからマームケステルが魔獣に襲われつつあると教えられる。

マームケステルはケステル祭の準備に追われていた。魔女フローラはかつて魔獣を封印して、そこにフローラ学園を建造した。オルケストラで集めた魔力は魔獣の封印にも使われていた。またプリズムウォールという装置により魔獣の襲撃を阻むことができるが、それには膨大な魔力が瞬発的に必要だった。そのために、ケステル祭で全ユニットが同時にオルケストラを行う必要があった。

重大な任務を与えられた学園の生徒たちには不安や高揚感など様々な感情が去来するが、仲間たちで励まし合い、最高のパフォーマンスを披露しようと一致団結する。

一方、ティアラもマームケステルに向かおうとしていたが、エリザに反対される。エリザはティアラが退学になりやすいように落ちこぼれの班に入れるようにも仕向けていた。

なす術なくなったティアラたちを救ったのはアンナだった。彼女は宮殿秘蔵の飛空挺を操縦し、ティアラたちを乗せて一路マームケステルへと向かうのだった。

エリザの真意

やっぱりエリザがティアラを退学になるように仕向けていた。ひょっとするとラヴィに地図を盗ませるように仕向けたり、オルケストラで集計範囲外になるようにしたのもエリザの差し金かもしれない。ただ現状だと、エリザはマームケステルのピンチを知っていて、自分の妹だけ助かるように退学にしたということになってしまっているので、エリザの印象はあまり良くない。ゲームもあるのにキャラクターを悪者にすることは損しかないから、退学を差し向けたのはティアラだけ救うためではなく、ティアラたちを成長させるためという意図もあるのではないかと思う。

実際にエリザはリネットたちを見逃していたし、長期間宮殿に居候させていたし、アンナが飛空挺持ち出すのも止めさせてなかったし。それにしても、飛空挺は意外だった。実はアンナがエリザクラスの魔女で、転移魔法を使えるという展開かと思っていたのに。ゲームの終盤で飛空挺が手に入るというノリだろうか。アンナはずっとティアラが危険に首を突っ込むことに反対していたのに、急に心変わりしたのはちょっと謎だったけど。ティアラのメイドだから、ティアラ様のしたいことをさせてあげたいということだろうか。

一方、学園の反応も様々だった。ユエがティアラのことをかなり高く認めていたのは意外。あとシャンペが弱気だったのも意外だった。今までならシャンペとメアリーベリーの役が逆だったと思う。メアリーベリーちゃんがすごく成長したことが分かるシーンだった。

ティアラが「自分の道は自分で決める」と言っていたけど、似たようなテーマは、今期アニメの『デカダンス』と共通している。こちらは『ラピスリライツ』とは異なり、かわいいキャラクターは数えるほどしかいないけど、設定が凝っている意欲作なので、ぜひチェックしてみて欲しい。

次回は最終回。最後はやっぱりオルケストラが中心の構成になると思うので期待したい。Rayが全員集合するかにも気になる。

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