『装甲娘戦機』1話感想 オタク向けのダンボール戦機

『装甲娘戦機』第1話「戦場に落ちた日」感想です。

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第1話あらすじ

所沢出身の東京に憧れる普通の女の子・リコは、時空震によって別時空に転移してしまった。その世界ではミメシスと呼ばれる敵が跋扈しており、装甲娘がミメシスの掃討を担っていた。平行世界で彼女は装甲娘アサシンに変身。わけもわからず、ミメシスと戦っているところを、別の装甲娘に救出されるのだった。

オタ向けダンボール戦機

『装甲娘戦機』は『ストライクウィッチーズ』や『武装神姫』などのメカ少女もので、もともとはレベルファイブの『ダンボール戦機』をベースとしている。言ってしまえば、キモオタ向けの『ダンボール戦機』といったところだろう。ゲームはすでに『装甲娘 ミゼレムクライシス』という名前でサービスを開始している。しかし、このゲームは本来2018年1月にリリースされたのだが、その後長期メンテナンスに突入。結局、ゲームが再開されたのは2020年5月だった。その経緯からして雲行き怪しいのだけど、ゲームとアニメのスタートが同時期になったのはむしろ良かったかもしれない。今からゲームを始めてもビハインドは少ない。

第1話感想

1話はいい感じのB級感漂う導入だった。ストーリーに全く関係ないのに、最初の所沢から東京に出てくるまでの路線をめちゃくちゃ詳しく解説しているところとか、東京に憧れる埼玉県民を小馬鹿にしているところとか、本来はマイナスになりそうなシーンもこのアニメなら許せる。とはいえ、リコが平行世界に転移したことを割とすんなり受け入れたところは違和感があった。まあずっとウジウジしてるのも観ている側としてはストレスが溜まるので、あれくらいサッパリしている主人公には好感が持てるが。最も気になったのは変身バンクシーンが5連続で流れたシーンで、流石に尺稼ぎが露骨すぎた。しかも1人1人がやけに長いし。各話1人ごとでいいやろ。

シリアスなはずな戦闘シーンでもリコがギャグアニメのようなやられ方をしていて、全体的にコミカルなつくりになっている。たとえるなら『戦翼のシグルドリーヴァ』からシリアス成分をごっそり引いた感じだろうか。世界観設定や軍事考証にシグルリと同じ鈴木貴昭が入っているため、似た雰囲気があるのだろう。このアニメの世間的な評価はたぶん低いだろうけど、私は嫌いじゃない。女の子もかわいいし。

作品情報

イントロダクション

今日から私はスナイパー……!?日常を奪われ、その肢体に〝LBXユニット〟と呼ばれる戦術兵器を纏う5人の少女――〝装甲娘〟たち。選ばれし転移者である少女たちの使命は、多元世界をまたいで蝕み増殖し続ける金属生命体・ミメシスの掃討と殲滅。時空を超えて強いられた傭兵暮らし、それは世界の「希望」と「絶望」とを垣間見る命がけの修学旅行だった!

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督:元永慶太郎 / シリーズ構成:むとうやすゆき / キャラクターデザイン:堀井久美 / ミメシスデザイン:森木靖泰 / メカニカルデザイン:安藤賢司、渡辺浩二 / 世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭 / 色彩設計:横山さよ子 / 美術設定:滝口勝久 / 美術監督:根岸大輔 / 3DCGディレクター:本間貴之 / 撮影監督:林昭夫 / 編集:木村祥明 / 音響監督:えびなやすのり / 音楽:坂部剛 / 音楽制作:DMM music / 協力:レベルファイブ / アニメーション制作:studio A-CAT

キャスト
リコ:逢田梨香子 / ユイ:村川梨衣 / キョウカ:大西沙織 / ミハル:福原綾香 / スズノ:宮下早紀

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