『トクナナ』5話感想 七月と一ノ瀬の立場の逆転が反撃の秘策

『警視庁特務部凶悪犯対策室 第七課 トクナナ』第5話「第五の封印」感想です。

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前回あらすじ

車が突如炎上するという事件が発生。持ち主の江口は息子に1億の保険金を掛けていて、彼が容疑者として浮上した。清司とクジャクがペアとなって捜査に当たっていたが、再び息子を標的に時限爆弾が仕掛けられてしまう。そのピンチは清司が救い、三たび爆弾を仕掛けに来たところを現行犯逮捕した。犯人は車のディーラーの後藤であり、ナインの構成員のBであった。

5話あらすじ

ショッピングモールで魔術反応があった。清司と栞、クジャクが警戒にあたるが、魔術らしきものは見当たらなかった。ところが、急にジャミングされ携帯が全て圏外となった。そのタイミングでナインを名乗るテログループが乱入し、ショッピングモールを占拠した。清司と栞はトイレに逃げ込み、作戦を立てる。

まずトイレにやってきた見回り1人を昏倒させ、衣服を奪い、清司がテログループのメンバーに成り済ました。その後、栞を人質に取りつつ、4階に向かい、グループの戦力を見通しの良い場所で把握していく。

他のトクナナのメンバーもショッピングモールに到着し、天井から降下し内部に侵入。そのタイミングで、清司と栞もテログループに反撃し、4階部分を奪還する。

一方、地下駐車場は公安が警戒に当たっていたが、謎の男によって全て始末されてしまう。クジャクは謎の男の存在に気付かず、前に出てしまい、銃撃を受けてしまう。謎の男はクジャクの兄だった。

ショッピングモール奪還作戦

今回はわりと面白かった。ミステリーとは言えないかもしれないが、テログループに包囲されたショッピングモールをどのように奪還していくのかというストラテジーゲームのような雰囲気があった。

栞が清司の人質になって情報を得ていくのも(既視感はあるものの)今までの2人の立場を逆転させるというところに面白味があったし、猫好きだから猫の話題で気を逸らせるというのも、少しコミカルでこのアニメの雰囲気にあっていたと思う。ちゃんと伏線も張ってあったし。

最後はあんな大立ち振舞いをしたら、下の階の組織メンバーに即バレるだろと思ったが、まあそれはアニメ上のかっこいい演出のためというところもあるので、真面目に突っ込むものでもないだろう。

なんでもありの魔術

前回の感想でも以下のように書いたが、魔術の定義と限界は必要だと思う。

可能な魔術と不可能な魔術をちゃんと定義しておかないと推理する意味がなくなってしまう。

今回、魔術とは何かという内容でしばらく話があったが、まとめるとなんでもありらしい。これにはガッカリで、なんでもありならなんでもありなんだから、ショッピングモールの制圧なんかどうでもいいだろう。全世界の人をナイン信者に洗脳する魔術をかければいいんじゃないのか。もちろんそれは屁理屈なんだけど、なんでもありは何が起きても魔術で解決になってしまいかねないので、緊張感がなくつまらない。

謎の男の正体

謎の男の正体はクジャクの兄だった。こちらも前回の感想記事で、一ノ瀬の元相棒で七月をエアポートテロ事件から救った男だと予想していたが、クジャクの兄は全くの予想外だった。たぶん伏線はないはずなので誰も予想できなかった気がするんだが。もしなんかあったら教えてください。謎の男の耳が長いのが伏線かもしれないが、それだけで兄というのはなあ。

それで、2人が敵対するようになった経緯というのはまだ分からない。ひょっとしたら魔術では生き返らせることも可能だと言っていたので、一度亡くなっていて、ウォーロックが復活させたのだろうか。

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