Netflixアニメ『キャノン・バスターズ』第1話「バルーンタウンへくりだそう」感想です。
1話あらすじ
ボディカ王国のスペシャルアソシエイトモデルドロイドのサムはガラの城のケルビー王子に再会するために不死身の賞金首であるフィリー・ザ・キッドを頼り、メンテナンスロイドのケイシー・ターンバックルと共にバルーンタウンへとやってきた。
ハングマンズ・バーという酒場を訪れるとブラック・クロウの一味が、フィリーらしき男を尋問していた。そこにトイレからフィリーが出てくる。サムは空気を読まず、フィリーに友達になってほしいと申し出るのだった。
腕を離さず付き纏うサムと足に縋って離さないケイシーにフィリーは辟易しつつも、クロウの下っ端をあしらうが、クロウがキャノン砲を持ち出し本気モード。危険を察知したサムは戦闘モードとなり、口からキャノン砲を発射するのだった。
ケイシーはフィリーの巨大キャデラック・ベッシーを操縦し、レイジングブルモードを発動。酒場を破壊し、クロウを退ける。
しかし、更にボディカ王国のブリッツレーダー・キャノンフォダー3体が出現。彼らはサムとケイシーを追っているようだ。ベッシーで逃げ惑いながら何とか2体を破壊。
残り1体は、装備のガトリング砲で破壊しようとするが不発。しかしギリギリでレイジングブルモードが発動。キャノンフォダーを崖下に落とすが、勢い余って同じく崖下に落ちてしまうのだった。
アメリカンでアウトローな世界
元々『Cannon Busters』は2005年に発売されたアメコミが原作らしい。日本での知名度はほとんどないようで、ネットで検索してもほとんどアニメの情報しか出てこない。アメコミが原作なので、もちろん雰囲気はアメリカン。いわゆるアウトローな西部劇のイメージだが、キャラクターがコミカルで可愛らしいので日本人にもウケるという判断からのアニメ化だろう。
制作はCGに定評があるサテライトと現在放送中のアニメ『Re:ステージ!ドリームデイズ』を担当しているゆめ太カンパニーが担当している。Netflixだけあって資金が潤沢なためか映像は美しい。ゆめ太カンパニーは前述のアニメで、アイドルのライブシーンを手描きで行なっていて、かなり作画力が高い制作会社だと思う。
第1話は登場人物紹介の側面が強いが、目まぐるしく進む展開に疾走感がありつつも、レイジングブルモードなどロボットアニメらしい重厚感も感じられて、良い出来だった。バトルもアイデアに富んでいて見ていて楽しい。サムやケイシーのキャラクターはかなり空気読めてないので、少しウザいなと思う人もいるかもしれないが、私はキャラクターが生き生きと動き回っているようで好印象だった。
声優はサムの声は矢野妃菜喜さんが担当。彼女は元私立恵比寿中学のメンバーで現在は声優としても活動している。ケイシーの声は、私の好きな声の井澤詩織さんなのだが、今回はジャミジャミの変な声ではなくて綺麗な声の方だったので少し残念。フィリーは松岡禎丞さんが担当している。
イントロダクション
友情を重んじる女アンドロイドが、親友の王子を捜す旅に出る。不死身の荒くれ者フィリー・ザ・キッドを仲間に加え、変形する巨大キャデラックで目的地を目指せ!
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