『キャロル&チューズデイ』6話「Life is a Carnival」感想です。サブタイトルはアメリカのロックバンド「ザ・バンド」が1971年にリリースした楽曲。
前回あらすじ
地道にライブハウスから活動するドブ板作戦を決行することになったキャロルとチューズデイ。ガスは友人で有名オーガナイザーのヘフナーを訪ねるが、すげなく断られてしまう。一方、ロディはエリザベスの元を訪れ、前座として一曲だけ披露する機会を与えられた。ライブ当日。そこにいたのは10人ばかりの観客だったが、新曲『I‘ll find my way home』で全員を魅了するのだった。その頃、アンジェラは融資を受けるために、TAOにシュバルツの元へ連れて行かれる。アンジェラはアカペラで曲を披露し、シュバルツから1200万の融資を受けることに成功するのだった。
第6話あらすじ
ヘフナーからエリザベスに電話がかかり、それをガスが取り次いだ。内容はサイドニアフェスの補欠を探しているということだった。ロックバンド「オメガ」のヨシュアが情緒不安定なので、念のため代打を探していたのだ。しかし、サイドニアフェスは10万人単位のフェスでチューズデイはあまりの規模に気絶してしまう。
フェス当日。ヨシュアは会場に到着するが、ぐでんぐでんで出演は難しそう。キャロルとチューズデイは、フェスの舞台に立つことに。しかしヨシュアが出ると思っていたファンからはブーイングの嵐。物を投げつけられるが、それにも負けず「Round & Laundry」のフェスverを歌い上げた。
結局途中からヨシュアが出演し、舞台袖に下がった2人。アウェーの洗礼に涙を見せるチューズデイだったが、憧れのクリスタルから賞賛を受けたことで気持ちを取り戻す。そのクリスタルの舞台を見て、再びサイドニアフェスの舞台に戻ってくると誓うのだった。
ヨシュアの元ネタ?
ヨシュアはロックバンドのボーカルということ、そしてキャラデザを見る限りYOSHIKIをイメージしたものだとは思う。オメガはXのことだろう。しかしヨシュアはかなりダメ人間で、呑んだくれだし、時間は守らないし、言動は支離滅裂だし…これX JAPANのファンが怒るのではないかとハラハラした。
YOSHIKIの伝説には確かにいろいろある。カレーが辛すぎて激怒して帰ったとか、シャワーが熱すぎて帰ったとか、開演が何時間も遅れるとか、まあ確かに似通ってるところもあるが、足元フラフラの滅裂思考な人ではないと思うのだけど…
クリスタルとスキップの関係
今回も新曲が2曲あった。まずはスキップの『unrequited love』で、直訳すれば「報われない恋」になる。勝手な偏見だが、黒人なのでヒップホップとかレゲエミュージックかなと思っていたら、しっとりとしたバラード系のミュージックだったのが意外だった。クリスタルの曲だと彼が言っていたが、以前2人は付き合っていたのかなと思う。スキップはまだ
クリスタルのことを諦めきれないのだろうか。
そしてクリスタルは『Unbreakable』を歌い上げる。こちらはスキップに対するアンサーソングになっているとも考えられるが、「二人は一つになった」「もう引き裂くことなんてできない」という歌詞は、キャロルとチューズデイにも当てはまっている。2人はクリスタルのオーラに圧倒されただけでなく、その歌詞にも感銘を受けたのではないだろうか。
場違いと言えば…
キャロル&チューズデイは10万人単位のフェスには無名という時点でも場違いだが、曲調も場違いだった。アニメには関係ないのだけど、いまROCK IN JAPAN FESTIVALにYouTuberのフィッシャーズが出るということで現在進行形で場違いだと批判されている。まあ私も場違いだと思うのだが、出る勇気はすごいと思う。
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