『キャロル&チューズデイ』第8話「All The Young Dudes」感想です。サブタイトルは1972年にモット・ザ・フープルにデヴィッド・ボウイが提供した楽曲。
前回あらすじ
キャロルとチューズデイはロディの勧めでオーディション番組『MARS brightest』に応募することに。アンジェラもタオの指示で出演が決定。アンジェラは予選を免除され本戦から出場する。 家出少女のキャロルは姿がバレないように変装するが、キャロルの過去の生い立ちを聞いて、ワガママを言っていた自分を反省する。そしてチューズデイも自分の生い立ちを告白するのだった。20万人の予選は見事突破。8人が出場する本選へと駒を進めた。
8話あらすじ
本戦当日。個性的な出場者の中でキャロル&チューズデイ は萎縮してしまう。そこにチューズデイのファンだというシベールが現れる。チューズデイと連絡先を交換するのだが、メンヘラ並みの大量のメールにチューズデイは戦慄する。
本戦はトーナメント戦。第一回戦は99歳の双子ユニットのファイアーブラザーズとSNSでインフルエンサーとして活躍するピョートルの対戦に決まった。ファイアーブラザーズはヨボヨボの身体ながら、デスメタル張りのシャウトを披露。一方、ピョートルはキャッチーなポップスで審査員の心を掴んだ。結果はピョートルの勝利。
いよいよキャロル&チューズデイの出番が迫る。相手は強面のOGブルドック。アウトローな経歴を披露してチューズデイをビビらせるが、その音楽は美しいオペラとラップの融合したものだった。キャロチューの2人も新曲『Whispering My Love』を披露。音楽に対する真摯な熱意をアピールした。
結果はOGブルドックが、過去のアウトローな経歴詐称が発覚して、キャロル&チューズデイの勝利。安堵する2人の元に、新しくケイティ木村というマネージャーを付けたアンジェラは宣戦布告とも取れる挑発をするのだった。
個性豊かな出場者たち
見た目にもキャラクターでも個性豊かな出場者が集まった中でキャロルとチューズデイはあまりに地味だけど、逆に目立っているとも言える。とはいえOGブルドックの経歴詐称がなかったら、普通にキャロル&チューズデイが負けていたような気もする。スーザン・ボイルのように、やっぱりギャップがあるとテレビ的にも映えるし、心を掴みやすい。
実際のところ、同じジャンルの曲ならまだしも全く違うジャンルの曲に優劣をつけるのは難しい。そのための苦肉の策の経歴詐称なのだろうと思う。視聴者に勝敗を説得力のあるものにするためには、もう少し2人にドラマ性があった方がいいのではないかと思った。今のところ挫折らしい挫折はフェスでブーイングを浴びただけで、それもクリスタルに慰められているので、彼女らの内面をもっと抉り出すようなエピソードが今回までに挿入されていればよかったと思う。
ちなみにファイアーブラザーズとOGブルドックを歌っていたのは日本人の方で、ファイアーブラザーズは歌手の竹内浩明さん、OGブルドックはテノール歌手の工藤和真さんが歌っている。
皆さんキャロル&チューズデイ観てくれましたかー!?第8話でのOGブルドッグの歌は工藤が歌っております!
工藤はまだ観てないから早く観たいよー!!感想教えてね😎— 工藤 和真 (@kazuma_kudo) May 30, 2019
気になる9話のあらすじ
公式サイトには9話のあらすじが次のように書かれている。
準決勝進出を決めたキャロル&チューズデイ。その翌週、今度は「マーズ・ブライテスト」の第3戦、第4戦が行われる。出演を控えたシベールは、チューズデイに髪型はどれがいいかを尋ね、さらに一緒にコンビを組もうと迫ってくる。シベールをうまくあしらえないチューズデイに苛立つキャロル。そのシベールが第4戦で対戦するのは、アンジェラだった。
チューズデイにゾッコンだったシベールは、チューズデイにキャロルとのコンビを解消して自分と組むように誘うようだ。断りきれないチューズデイとキャロルが喧嘩して仲直りという展開だろうか。しかし決勝はアンジェラvsキャロチューになると思うので、シベールはここで敗北するような気がするのだが…いずれにせよ、どんな展開になるか楽しみだ。
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