【キャロチュー】『キャロル&チューズデイ』9話感想 アンジェラの勝ちを言い切るのは難しい

『キャロル&チューズデイ』第9話「Dancing Queen」感想です。サブタイトルは1976年にリリースされたABBAの世界的に有名な楽曲。日本でもハーフミリオンを売り上げている。

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前回あらすじ

本戦当日。第一回戦は99歳の双子ユニットのファイアーブラザーズとインフルエンサーとして活躍するピョートルの対戦。キャッチーなポップスで審査員の心を掴んだピョートルの勝利。いよいよキャロル&チューズデイの出番が迫る。相手は強面のOGブルドック。外見に似合わず美しいオペラとラップの融合した音楽で審査員を感心させる。キャロチューの2人も新曲『Whispering My Love』を披露。音楽に対する真摯な熱意をアピールした。結果はOGブルドックの経歴詐称が発覚して、キャロル&チューズデイの勝利。キャロチューの音楽に感化されたアンジェラは宣戦布告とも取れる挑発をするのだった。

9話あらすじ

第三回戦はGGKとマーメイドシスターズ。GGKは不思議ちゃんキャラで審査員を困惑させるが、エレクトロニックで幻想的な世界観の音楽で審査員を魅了。一方、マーメイドシスターズはあまりに下品すぎる歌詞で途中失格。GGKが勝利した。

第四回戦はシベールとアンジェラの対戦。シベールは相変わらずチューズデイにゾッコンで、シベール&チューズデイを組もうとさえ持ちかける。チューズデイはシベールの押しの強さに拒絶できず、その態度がキャロルを苛立たせてしまう。対戦前にはシベールがチューズデイの首を噛む(キスの代用?)という行為まで行い、チューズデイに完全に依存していた。

パフォーマンスはフランス語でしっとりと歌い上げ好評価。中性的な雰囲気も魅力に映ったようだ。アンジェラは、『Move Mountain』を歌い上げる。甲乙つけがたい戦いだったが、スタンディングオベーションを勝ち取ったアンジェラの勝利。敗北したシベールはチューズデイ に慰めてもらおうとするが、チューズデイがそれを拒絶したため、急激に失望。捨て台詞を吐いてその場を去っていった。

シベールvsアンジェラ勝敗の行方

GGK vs マーメイドシスターズの勝負に関しては、マーメイドシスターズの歌詞が論外だったので文句のつけようがないだろうが、シベール vs アンジェラに関しては、聴く人によってはシベールの勝ちという人も多いのではないかと思う。

私は音楽を評価できるようなレベルでないが、素人目線でアンジェラの音楽がスタンディングオベーションが起こるほどの素晴らしいものだとは、あまり思えなかった。作中の観客においては、アンジェラはあくまでモデルであり、その予想を裏切って素晴らしい歌唱を披露したことで、湧き上がったのかもしれないが、視聴者はそのバックグラウンドが分からないので、その背景を抜きに音楽だけを見れば、そこまでのパフォーマンスとも思えない。結局のところ音楽に優劣をつけることは難しい

シベールは後半キーになりそう

早々に一回戦で退場してしまったシベールだが、ここで終わりなわけはないだろう。ポッと出のキャラクターならこんなに長くフィーチャーしたりはしないはずだ。かなり嫉妬深く執念深いキャラクターに思える。首に歯型をつけたのもその執念深さのメタファーではないか。なので、チューズデイに拒絶された腹いせに、後半キャロルかチューズデイの妨害をしてきそうではある。

今回のエピソードももう少しキャロルとチューズデイがギスギスな関係になるのか?と思っていたのだが、案外さらっと流れていったので、少し期待?外れではあった。首の噛み跡をキャロルに見られて、キャロルに問い詰められてギクシャクしたまま次戦に突入してしまうのという展開を予想していたのだけど。

タオがキャロチューに興味を示す

タオが何やらキャロチューに興味を示していた。タオは純粋に良い音楽を求めているので、キャロチューのAIを介さない音楽から何か光るものを感じたのだろうと思う。しかしアンジェラにとっては、これはまた面白くないだろう。プロデュースしている自分のステージをそっちのけにして、キャロチューに会いに来たとなれば、タオに激昂しキャロチューに再び八つ当たりするに違いない。そういうところも人間らしくて好きなのだが。

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