【キャロチュー】『キャロル&チューズデイ』16話感想 バンドマンゲットだぜ!

『キャロル&チューズデイ』第16話「A Natural Woman」感想です。サブタイトルは1967年にアメリカ人のアレサ・フランクリンがリリースした楽曲。

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前回あらすじ

キャロチューのデビュー曲『Army of Two』は多くの人々に受け入れられた。すると伝説のアーティストであるデズモンドから招待を受ける。デズモンドの歌声に2人は感動。デズモンドも2人を歴代有名アーティストが名を残すサイン場へと案内し、サインを残させる。デズモンドは人と人が繋がって永遠になるという願いをキャロチューの2人に託すのだった。その同時刻、チューズデイの母親のヴァレリーは大統領選の公開討論会で地球と火星の貿易協定の破棄を公約に盛り込むと宣言していた。

16話あらすじ

音楽祭「サウスバイサウスウエスト」への参加が決定したキャロル&チューズデイ。バンドサウンドを作るためにベーシストやドラマーを探していると偶然道端でストリートライブをしている3人組を発見し仲間に加えた。

夕方、道端で肩を落として座っているフローラを見つける。フローラは、場末のバーで日銭を稼いでいたところをガスに見出され、プロデュースを受けた。すると大手レコード会社との契約の話が舞い込んできた。フローラはガスと縁を切り、スターになる夢を追いかける選択をした。

フローラは、火星を代表する歌手となり成功を収めたが、成功するにつれて悪い人にも狙われることになり日に日に身を滅ぼしていった。そして味方だったはずの人からも見捨てられ、ホームレスにまで落ちぶれ、音楽に恐怖感すら持つようになってしまった。

フローラは何度もガスに助けを求めたかったが、自分からガスを捨てておいて頼ることはできなかった。それでもガスは、フローラの歌を再び聴きたいと訴え、彼女をキャロル&チューズデイのライブに誘う。

そこで演奏されていたのはかつてのフローラの代表曲『Give You The World』のカバーだった。2人の演奏を聴き、フローラは歌への情熱を取り戻すのだった。

バンドマンゲットだぜ!

今回はガスとフローラに焦点が当たった話だった。まあそれは良かったのだけど、一番印象に残ったのは、道端で偶然バンドマンを拾って仲間にしたシーンだった。ご都合主義極まれりというかなんというか、脈絡もなんもなくバンドマンが揃って笑ってしまった。ポケモン捕まえてんじゃないんだぞ

そのバンドマン3人の名前はリッキー、ラッキー、チャッキー。やっぱりポケモンじゃねーか!ストリートライブしてたのがいきなりプロのバックバンドに採用されるなんて、これこそがアメリカンドリームならぬマーティアンドリーム。

フローラの栄光と挫折

フローラの栄光と挫折の話は割とありがちなものではあった。成功者だと誘惑も多いし、海外だと薬物依存などで本当に再起不能になる人が多いのだろう。日本でも、一時代を築いたアーティストが凋落するという例はよく見られる。例えば、最近で言えば小室哲哉なんかが該当するだろうか。

しかし本当に才能のある人は、一回挫折しても誰かが助けてくれる。フローラの場合はガスだったように、そういう人は結局損得勘定なしに付き合っていた最初の頃のパートナーや友人が多いと思う。若い頃に出逢った友人は大切にしておくべきだったなと今更ながら思ってしまった。

これまで色んなアーティストが登場してきたが、なんだか最後に全員で『We are the World』でも歌いそうな気がしてくる。

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