『コップクラフト』1話感想 ヤマカンと板垣伸の確執が透けてみえる

アニメ『コップクラフト』第1話「COP SHOW, WITCH CRAFT」感想です。

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1話あらすじ

15年前、海上に突如出現したミラージュゲートは異世界レト・セマーニに通じていた。ミルディと呼ばれる異世界人と地球人はカリアエナ島サンテレサ市において、交流を模索していた。

その市警に勤める的場圭巡査部長は、妖精の違法取引の囮捜査を行なっていた。しかしその捜査途中で相棒のリックが殉職、妖精も強奪されてしまう。復讐を誓う的場にレト・セマーニから来訪するVIPを送迎するという任務が下る。

そのVIPは見習い騎士のティラナ・エクセディリカだった。さらに的場はティラナとバディを組んで捜査に当たるように命令される。異世界人に反感を持っている的場は当然反発するのだが、上司は有無を言わせなかった。


強奪された妖精はレト・セマーニから誘拐されたものだった。的場は情報屋ビズ・オニールの元へ行き、関与したメキシコ人ギャングの情報を得る。そしてそのマンションに乗り込むのだが、ティラナが単身突撃してしまい、ピンチに陥ってしまう。

ハードボイルドな刑事もの

原作は『フルメタル・パニック!』などの賀東招二のライトノベル。原作は未読。雰囲気は完全にハードボイルドな刑事もので、いわゆるラノベらしさというのはヒロインのエクセディリカくらいしかない。こういう雰囲気のアニメは、最近のアニオタにはあまり好かれるものではないので貴重ではある。むしろ30歳代以上に刺さるのではないか。

最初、妖精の違法取引の場面から始まって、専門用語がどこどこ出てくる様子に『Fairy gone』の2期が始まったのかと思ってしまった。しかしフェアリーゴーンよりも理解しやすく親切に作られているので、安心してほしい。

ミルパンセとヤマカンの確執

制作はミルパンセなのだが、このミルパンセはヤマカン(山本寛)が過去めちゃくちゃに批判した制作会社でもある。ヤマカンの主張はミルパンセとその社長の板垣伸にWake Up, Girlsを奪われたというものであるが、そのWUGのメンバーである吉岡茉祐を『コップクラフト』のヒロインに起用、さらにEDも歌わせているところに強烈な嫌がらせを感じてしまう。

それでその吉岡茉祐がエクセディリカに合ってるかどうかと言うと正直そうは思わない。まあ声優なので声色は多少変えることができるので違和感ありまくりとは言えないものの、もう少し適任がいたのではないかと思う。EDは迫真も歌声すぎてちょっと笑ってしまった。

一方の、主人公の津田健次郎も声自体は好きなのだけど、今期は主要キャストに大量に起用されているので、なんだか違和感。全体的にもう少しフレッシュなキャストだったらと思わずにはいれなかった。

作品情報

イントロダクション

一五年前、太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。その向こうに存在したのは、妖精や魔物のすむ奇妙な異世界「レト・セマーニ」だった。「サンテレサ市」。二〇〇万を越える両世界の移民が住む都市。雑多な民族と多彩な文化。そして持てる者と、持たざる者。ここは世界で最も新しい『夢の街』。だがその混沌の影には、数々の犯罪がうごめいていた。凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、サンテレサ市警察に存在していた……。刑事ケイ・マトバと異世界人の騎士ティラナ、性別も性格もそして「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、事件は起きる。二つの世界 二つの正義 その先に―

スタッフ・キャスト

スタッフ

原作:賀東招二 / キャラクター原案:村田蓮爾 / 監督:板垣伸 / シリーズ構成:賀東招二 / キャラクターデザイン:木村博美 / 美術監督:坂上裕文・加藤浩(ととにゃん) / 色彩設計:山上愛子(T.D.I) / 撮影監督:大見有正(天狗工房) / 編集:平木大輔(アッセフィノーファブリック) / 音楽:岩崎琢 / 音響監督:郷田ほづみ / アニメーション制作:ミルパンセ / オープニング主題歌「楽園都市」:オーイシマサヨシ / エンディング主題歌「Connected」:ティラナ・エクセディリカ(CV:吉岡茉祐)

キャスト

ケイ・マトバ:津田健次郎 / ティラナ・エクセディリカ:吉岡茉祐 / セシル・エップス:折笠富美子 / ジャック・ロス:浜田賢二 / トニー・マクビー:高橋良輔 / アレクサンドル・ゴドノフ:鶴岡聡 / ジェミー・オースティン:中原麻衣 / キャメロン・エステファン:井上麻里奈 / ビズ・オニール:高木渉 / ケニー:ボルケーノ太田 / ゼラーダ:大塚芳忠 / デニス・エルバジ:松風雅也 / 吸血鬼:上坂すみれ / ナレーション:郷田ほづみ

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