『コップクラフト』第5話「LONESOME VAMPIRE」感想です。
前回あらすじ
タワー屋上で的場は、妖精爆弾の解除を目論むが、そこにゼラーダが現れ攻撃を受けてしまう。力を振り絞り、音を頼りにゼラーダの位置を探り、発砲。エクセディリカも援護し、手負いのゼラーダは逃走した。爆弾の解除はなされず、心中を覚悟するエクセディリカだったが、爆弾の駆動力となっている妖精レアーヤが自身を犠牲にすることで爆発を免れた。レト・セマーニに帰ったはずのエクセディリカだったが、彼女の希望で、これからも的場とコンビとして活動することになった。そんなある日、棺に入ったセマーニ人の謎のミイラが発見される。セシルに鑑定を頼むが、そのミイラは実は吸血鬼だった。
5話あらすじ
的場とエクセディリカは吸血鬼(ラーデ・ネーヴェン)と交戦するが、取り逃がしてしまう。すぐさま警察は包囲網を敷くが、ラーデ・ネーヴェンはそれを掻い潜ってしまう。
エクセディリカは、ラーデ・ネーヴェンが見渡しのいい廃墟に潜んでいると推理し、的場と共に突入する。しかし、待ち伏せしていたラーデ・ネーヴェンに的場がやられ、エクセディリカは連れ去られてしまう。
エクセディリカが始末されそうになっているところに的場らが飛び込む。ラーデ・ネーヴェンは地下鉄へと逃げ込み、そこでゼラーダの声に誘われる。
ゼラーダは術を使い人間を操り、ラーデ・ネーヴェンを仲間にしようと画策していたが、ラーデ・ネーヴェンはそれを拒否。的場と揉み合いになり、接近してきた電車によってラーデ・ネーヴェンは轢死した。
ニバの書とは
ラーデ・ネーヴェンの口からニバの書という新しい単語が出てきた。どうやら太古の予言書のようなものみたいだが、これが後半の話の鍵になるようだ。エクセディリカも聞きたいことがあると言っていたのは、たぶんニバの書に関する情報ではないかと思われる。
しかし妖精に次いで、古文書を巡る攻防という展開になるとまるっきり『フェアリーゴーン』とそっくりではある。もちろん原作はこっちの方が古いのだが。
そしてゼラーダも生存が確認。まあ明らかに逃亡したような描写だったので驚きはないが、ラーデ・ネーヴェンといいゼラーダといい、セマーニ人は防御力が尋常ではないほど高くて、そりゃ地球人も脅威に思うよなと思う。地球の一般的な武力で制圧できないんだから暴動でも起こされたら恐ろしい。
全体的に画面が暗い
作画は乱れているわけでもないのだが、今回は夜ということと舞台が地下ということもあり、全体的に画面が暗すぎて、特に戦闘シーンでは何が起こってるのか分かりにくかった。画面の明度を上げ下げするのが面倒だった。だからと言って、戦闘を昼間にするとかいう方法は取れないのだが。他のアニメでは夜間戦闘でもここまで見にくいと感じたことはないので、もう少し明るくても良かったと思う。
ビル・ジマーが案外いいやつ
前回エクセディリカと的場に悪態をついていたビル・ジマー主任だったが、今回はエクセディリカを庇うなどいいやつで好感度が急上昇した。単純に事件解決が第一の目標で、そのためには部下への叱責や上司への反論も厭わず、邁進する熱い男なんだなと思った。こういう不器用だけど妥協しない人は好きだなあ。
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