『コップクラフト』第6話「NEED FOR SPEED」感想です。
前回あらすじ
的場とエクセディリカは吸血鬼(ラーデ・ネーヴェン)と交戦するが、取り逃がしてしまう。エクセディリカは見渡しのいい廃墟に潜んでいると推理し、的場と共に突入。しかし、待ち伏せしていたラーデ・ネーヴェンにエクセディリカは連れ去られてしまった。的場はエクセディリカを救出するも、ラーデ・ネーヴェンは地下鉄へと逃げ込み、そこでゼラーダの声に誘われる。ゼラーダは術を使い人間を操り、ラーデ・ネーヴェンを仲間にしようと画策していたが、的場と揉み合いになり、接近してきた電車によってラーデ・ネーヴェンは轢死した。
6話あらすじ
ラーデ・ネーヴェンとの戦いの一ヶ月後。成人向け雑誌を強奪したトラックが暴走し、的場の愛車のサイドミラーを破壊。憤った的場はトラックとカーチェイスを繰り広げ、トラックを停止。盗難品を回収するも犯人は逃してしまった。
しかし、その大捕物の最後にエクセディリカが勝手に愛車を動かし、巨大トレーラーに激突、大破させてしまう。愛車を失った悲しみに暮れる的場だったが、ジマー主任の計らいでスポーツカーを代わりに支給され機嫌を直す。
雑誌盗難犯は情報屋のオニールやトニーの協力で発見し、囮捜査によって取引現場を差し押さえることに。しかしながらアクシデントが発生し、トニーが人質に連れ去られてしまった。
すると、セシルに車の運転を習っていたエクセディリカが的場の新車のハンドルを握り、カーチェイスを開始。トニーの救出には成功するが、無謀な運転で再び車は大破するのだった。
正妻になるエクセディリカ
今回は主軸とはあまり関係のない息抜き回。とは言っても、最初に的場の暴走行為でエクセディリカが放心状態になったが、最後はエクセディリカの運転で的場が放心するという構成は巧みだった。ギャグアニメとしても完結している。
それとは別に、いきなり味噌汁を作るエクセディリカのシーンから始まり、いつのまに結婚したんだと思ってしまった。正妻の佇まいで違和感がなさすぎである。
エクセディリカは的場のことが好き好きオーラは出ているが、正直どの段階で好きになったのか明らかなシーンはなく、いつのまにか好きになっていたという印象だった。強いて言えば、強く意識し始めたのはタワー屋上で撃たれたときだろうか。
多分一緒に暮らしているうちにいいなとか思い始めたんだろうなあと想像してるんだが、そういう日常パートのようなシーンはほとんどなかったので、今回の話でちょっと普段の生活が偲ばれる気がした。
恋愛ものでは「あっ私この人のこと好きなんだ」という気付きの瞬間が私は大好きなのだが、エクセディリカは自分が的場のことを好きだとは認めたくない段階なので、そういうのはまだない。素直になれない今のエクセディリカも可愛いが、その瞬間は今以上に可愛いのだろうなと楽しみにしている。
登場人物の意外な一面
一方で、いつも澄ました顔でハードボイルドな的場のかわいらしい一面も見えた。愛車を失った時の反応は、大事にしていたおもちゃが壊れたときの子供のようだった。まあジマー主任の前で見せた駄々は半分は計算だろうが。
またトニーは女装を解けばかなりの強面だったし、セシルが的場と付き合ってたということも正式に明らかになり、様々な登場人物の裏の一面やプライベートが垣間見えた回だった。
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