『Fairy gone(フェアリーゴーン)』第2話「狼の首輪と白鳥の羽」感想です。
前回あらすじ
統暦505年、違法なオークションにヴェロニカが乱入し、『黒の妖精書』を強奪した。マーリヤは過去にヴェロニカに救われた女性だった。フリーとヴェロニカは、妖精を解放し戦闘に突入する。混乱の中で、妖精瓶が割れ、中に入っていた妖精原体が外に飛び出し、偶然マーリヤに憑依した。妖精の憑依・使用は違法行為であった。フリーは違法妖精取締機関「ドロテア」の一員だった。マーリヤはヴェロニカと再会するためにドロテアに入隊することを決意する。
2話あらすじ
ドロテアに入隊したマーリヤはフリーと初任務に向かう。電車とバイクを乗り継いで向かった先は、アーケイムというマフィアが人工妖精を取引している現場であった。
廃都ディプレに着くと、ドロテアの仲間であるセルジュ・トーヴァとクラーラ・キセナリアが偵察を行っていた。すると多数のトラックがやってきた。そこにいたのは、ウルフラン・ロウ。フリーとは何やら因縁があるようだ。マーリヤが参戦すると、ウルフランはその場を去っていった。
マーリヤとフリーは追いかける。ウルフランは人工妖精3体で迎撃する。セルジュの狙撃もありなんとかそれらを退けたドロテア。しかしウルフランは、取引相手を口封じに始末した上で杳として行方をくらましてしまう。その鮮やかな手口に、フリーは高笑いをするのだった。
妖精について パート2
今回は様々な妖精が登場していた。クラーラはカエルのような妖精で、これは偵察型であろう。一方でセルジュは狙撃型で、人間に妖精が纏わりつくような姿をしていた。ウルフランとフリーは近接攻撃系の妖精だろうが、マーリヤの妖精は他のと少し違う特殊な妖精に感じる。HUNTER×HUNTERで例えれば、特質系のような能力かもしれない。
また妖精原体が人間に憑依するときは、普通人工的に行うのに対して、マーリヤは自然に憑依したともドロテア隊長のネイン・アウラーが語っていた。このこともマーリヤの妖精だけ特殊なものであることを指し示す証拠であろう。
ウルフランとフリーの確執
ウルフランとフリーも、マーリヤとヴェロニカのように敵味方で何かしらの確執があるようだが、内容については詳しくはわからなかった。ウルフランとフリーは、統一戦争で戦友だったということでいいのだろうか。
1話とプロットが同じだけに真新しさというものはなかったけれども、これも実は『天狼』によく似ていると思う。『天狼』でもウィラードとエフグラフの過去の確執というのが、ユーリィとミハイルと別軸で存在した。それと設定的には全く一緒のように感じる。『天狼』がいまいち売れなかったから焼き直しをしたのだろうか。何気に電車というガジェットも『天狼』っぽい。
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