『Fairy gone フェアリーゴーン』第5話「黒い月と迷い子の歌」感想です。
前回あらすじ
マーリヤは気合でスウィーティーを退け、黒の妖精書を回収した。翌日、マーリヤは黒の妖精書の出所を探るためにカインとダミアンの元を訪れる。しかし2人はしらを切るだけだった。スウィーティーは掃除屋・パトリシアを雇いマーリヤとフリーを経堂の地下へ誘き寄せた。マーリヤはグイ・カーリン構成員のジョナサン・パスピエールに執拗に狙われる。度重なる戦いの疲労で妖精も出せずピンチに陥るマーリヤの元へ颯爽とヴェロニカが現れるのだった。
5話あらすじ
ヴェロニカとジョナサンが交戦。ジョナサンのトリッキーな妖精に翻弄されるが、途中マーリヤの最後の力を振り絞った妖精の援護もあり、撃破する。マーリヤはヴェロニカに念願の再会を果たすが、ヴェロニカはスーナの森を焼き払ったレイ・ドーン公を倒すため、マーリヤの元を去っていった。
フリーはパトリシアと交戦。フリーが圧倒し、パトリシアは黒の妖精書を置いて逃亡してしまう。その後、ドロテアのメンバーは、マーリヤの歓迎会を兼ねて懇親会を開く。束の間の休息に羽目を外して楽しむメンバーだったが、裏ではシュヴァルツ公が不穏な動きをしていたのだった。
新キャラクターのまとめ
また大量に新キャラクターが登場したので、ここで整理しておこうと思う。
ドロテア
エレノア・ニード
医療技術部。妖精の能力かどうかは不明だが、マーリヤの身体を透視するようなことも可能だった。
ロバート・チェイス
第一部隊隊員。捜査や尋問をメインに担当しているらしい。
リリー・ハイネマン
第三部隊隊長。クールな女性だが、お酒には弱いようだ。妖精兵でこそないが、個人的な戦闘力はもちろん、部隊の指揮も巧みで信頼の厚い女性。
オズ・メア
第一部隊隊員。巨漢で寡黙な男。うわばみ。
統一ゼスキア
レイ・ドーン
カルオー公。大戦時は七騎士の一人として数々の武功をあげた将軍であり、 大戦後は皇帝から特別に領地を拝領した『五公』となる。大戦末期、まだ幼いマーリヤとヴェロニカの前で二人の故郷、スーナの森を焼き払った。
妖精の能力
今回はヴェロニカの妖精の能力が明らかになった。妖精名はブラッドドーターで、ヴェロニカが与えた傷から侵入し破壊する。ヴェロニカが傷を与えれば、ほぼ確実に相手を仕留めることができるのかもしれないが、傷を与えない限りは無力とも言えるので扱いが難しい妖精かもしれない。ヴェロニカ自身の身体能力で敵妖精と渡り合わなければならないからだ。
今回もジョナサンに対して、ずっと妖精を出さずに戦っていた。これはジョナサンに傷を付けるまで妖精を出しても意味がないということだろう。ただ傷をつければいいのであれば、短刀ではなくもっと威力は弱くともリーチの長い武器を使った方がいいと思うので、武器選択を完全に誤っている気がする。
なお、この妖精の能力はアニメ中では言葉では示されてはいない。これがすごく分かりにくくて、なぜヴェロニカは妖精を出さないのかとずっと疑問に思ってしまう。たぶん最後まで見終わっても疑問のままでいる人も多いのではないか。
一方でパトリシアの妖精ボーンレスの能力は身体の一部がゼリー状になって敵にまとわりつき、動きを封じることができるというもの。これも説明がない上に暗闇での戦闘で、何が起こってるのかいまいち把握しにくい。こういう部分の不親切さはとても勿体ない。本編に入れるのが嫌ならアイキャッチででも説明を載せるべきだと思う。
紛らわしいキャラクター
またキャラクターも紛らわしい。レイ・ドーンやシュヴァルツ・ディーゼ、マルコ・ベルウッド、カイン・ディスタロルは全員老人で正直言って誰が誰だかさっぱり分からない。前回の感想でも言ったが金髪女性も多すぎて一瞬混乱する。あくまでアニメなんだから、もっと分かりやすいキャラ造形でいいのではないか。
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