『Fairy gone フェアリーゴーン』第6話「旅の道連れ」感想です。
前回あらすじ
ヴェロニカはジョナサンのトリッキーな妖精に翻弄されるが、マーリヤの妖精の援護もあり、ジョナサンを撃破する。マーリヤはヴェロニカとの念願の再会を果たすが、ヴェロニカはレイ・ドーン公を倒すため、マーリヤの元を去るのだった。一方、フリーはパトリシアを圧倒し、彼女は盗んだ黒の妖精書を置いて逃亡する。その後、ドロテアのメンバーで、マーリヤの歓迎会を兼ねて懇親会を開くが、その裏ではシュヴァルツ公が不穏な動きをしていたのだった。
6話あらすじ
マーリヤとフリーが違法妖精がないか街をパトロールしていると、配備予定の新型人工妖精ゼルンI型を見かけた。すると、そのゼルンI型が急に暴走し、民間人に襲いかかってしまう。制御が効かず困惑する整備士だったが、フリーの機転で他の人工妖精を起動することにより、なんとか取り押さえた。何やら怪しい人物が遠隔で人工妖精を操っていたようだ。
ゼルンI型の暴走事件を妖精省の審議官兼妖精技師のグリフ・マーサーに報告するものの、グリフも原因を突き止められなかった。マーリヤとクラーラは黒の妖精書を探しに、ネインに命じられて旧シンクエンジュ領エスクレクを訪れる。前回パトリシアから奪取した黒の妖精書は偽物であった。2人は情報屋の”バズ” セバスティアンを尋ねる。バズはこの街のオークションで黒の妖精書が出品され、高値で落札されたと語った。
競り落とした男性であるダイスを尾行することに。ダイスを追いかけてロンダキア行きの列車に乗り込んだが、列車内にダイスの姿はなかった。そして駅舎にはスウィーティーとダミアンの姿もあり、グイ・カーリンと在野の妖精学者も黒の妖精書を注視していた。
次の駅でダイスは降り、それを発見したマーリヤは追いかけ捕まえて、ドロテア本部へと輸送したが、ダイスは黙秘権を行使し全く口を開かなかった。そこに現れたのはアクセル。フリーは彼にダイスの雇用主の情報を尋ねると、出てきた名前はギルバート・ウォーロックだった。
ギルバート・ウォーロックって誰?
最後にもったいぶったようにギルバート・ウォーロックっていう名前が出てきたけど、誰?って感じで全く意外性がなかった。マジで誰か分からなかったので調べたところ、グイ・カーリンの幹部らしい。
【ギルバート・ウォーロック】(CV:武虎)
大富豪で、その財力を統一ゼスキアに投資する事で、首相とも面識のある権力者。代理人のダイスを使い、9つある「黒の妖精書」の一部を所持。裏の顔はマフィア組織「グイ・カーリン」四大幹部の一人で「耳」とも呼ばれる主要メンバー。#フェアリーゴーン pic.twitter.com/IB2WwYQMWF— TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』 (@fairygone) May 12, 2019
説明聞いてもこんなのいたかどうか思い出せないのだけど、今まで出てた?なんでこれを最後のシーンに持ってきたのか理解できなかった。例えばこれがドロテア内部のメンバーとかなら意外なんだけど。ロバートとかはちょっと裏切りそうな雰囲気あるし。
五公について
今回も大量に新しい人名が出てきた。五公とは何か?というのがアバンで詳細に説明されていた。統一戦争終了(統歴496年)後にサイダル王が皇帝陛下に王位を譲渡し、就いた統一ゼスキアの首相・ゴルバーン・ヘルワイズに領地を与えられたのが五公らしい。
しかしながら、ウィドニア公のパトリック・スタリーは首相クーデターに失敗して毒をあおって自害し、ノーヴァ公のユアン・ブリーズは謀反の疑いをかけられ挙兵し戦いで散り、リトロール公のウマル・ジュジュマンはゴルバーンの盟友だったが、昨年、反乱を起こし失敗している。残ったのが、レイ・ドーンとシュヴァルツ・ディーゼというわけだ。この2人は今回握手しているシーンがあったので、共謀して何かを企んでいるのだろう。
もうあまりに登場人物が多くて、トルストイの『戦争と平和』を目指しているのかと思うほどだ。正直毎回名乗ってもらわないと誰が誰だかさっぱり分からなくなってきた。
マーリヤとクラーラ
今回はマーリヤとクラーラの共闘作戦だった。まあ私は男なので、むさ苦しい男よりも可愛い女の子2人の方が好きというのもあって楽しく観れた。電車内の杜撰な捜査手法とか少し脚本がガバっていたところもあったけど、バズを懲らしめるシーンなどはとても凛々しく可愛らしかった。
マーリヤはネインにかなり依存しているように感じるのだけど、ネインはシュヴァルツとも関係があるみたいなので後半裏切られるような展開があるのではないかと密かに思っている。ロバートも怪しいと上で書いたが、ドロテア内にも内通者がいるような気がしてならない。
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