『Fairy gone フェアリーゴーン』7話感想 妖精省と軍部省、交錯する思惑

『Fairy gone』7話感想「がんこな鍛冶屋と偏屈ウサギ」感想です。

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前回あらすじ

配備予定の新型人工妖精ゼルンI型が急に暴走し、民間人に襲いかかってしまう。何やら怪しい人物が遠隔でゼルンI型を操っていたようだった。暴走事件をグリフ・マーサーに報告するものの、彼も原因を突き止められなかった。一方、マーリヤとクラーラは黒の妖精書を探しに、ネインに命じられて情報屋のバズを尋ねる。バズは黒の妖精書がオークションに出品され、高値で落札されたと語った。競り落とした男性であるダイスを捕らえたものの、黙秘権を行使し全く口を開かなかった。そこに現れたのはアクセル。フリーは彼にダイスの雇用主の情報を尋ねると、出てきた名前はギルバート・ウォーロックだった。

7話あらすじ

ゼルンI型が再び謎の男によって暴走させられる。一連の暴走事件を受けて、妖精省大臣ヨアヒム・セットと軍部省大臣ブルーノ・ボーメが会合を設けるが人工妖精を配備したい軍部と調査を優先したい妖精省の会談は平行線をたどった。ネインはシュヴァルツとブルーノとの会談に呼ばれ、軍部の味方をするように指示される。

グイ・カーリンの幹部であるギルバート・ウォーロックが黒の妖精書を所持しているという情報を得たが、ダイスは何も喋らず、証拠不足で屋敷に踏み込むことができない。するとドロテアにイーストエンド基地への出向が命じられる。そこではゼルンI型の調査が行われていた。保安局のダニエル・キーズによると内部犯行を疑っているらしい。

スウィーティーはアクセルに接触。アクセルを介してスウィーティーはドロテアに協力を申し出た。黒の妖精書が入手できたらドロテアに引き渡すことを条件に、引き渡す前に妖精書の中身を確認したいというのが申し出だった。虎穴に入らずんば虎子を得ず、スウィーティーの申し出を受け入れ、ギルバードに一緒に会いに行くことに。

ギルバートからスウィーティーの尋問により、黒の妖精書を所持している言質を取ることに成功するも、正体をドロテアと明かすと一触即発の様相を呈した。一方で人工妖精の暴走事件の捜査線上にエディー・ロイドという旧型人工妖精サイレンVII型の設計者が浮上する。ロバートは彼の行方を追うのだった。

暴走事件の犯人

今回あからさまに怪しいエディー・ロイドなる人物が登場してきたが、これが暴走事件になんらか噛んでいるだろう。ただ整備士のテッド・リビングストンが明らかに怪しげな描かれ方をしているので、こっちが真犯人かもしれない。

実際のところ、どちらもぽっと出のキャラクターなので犯人がどちらかというのはあまり問題ではなく、むしろ背後にはウルフランが絡んでいるということが重要だろう。

ウルフランはシュヴァルツとも関係していて、そのシュヴァルツは妖精省と軍部省の対立には軍部省の味方をして、人工妖精を使用するように仕向けている。シュヴァルツは終戦記念式典にわざと泥を塗ろうとしているのではないかと予想している。

ギルバートの尋問

スウィーティーがギルバートから言質を引き出すところは良いのだが、ギルバートはなぜスウィーティーを迎え入れたのかがよく分からない。黒の妖精書を狙っていると分かっているのだから得体の知れない女性2人を屋敷に入れるなど、警戒心がないに等しい。

そしてグイ・カーリンは地元のドロテアの顔も把握していないのだろうか。敵対する組織同士なら把握していて当然なように思うのだが、日本の反社会的組織だって警察の組対の主要なメンバーの顔は必ず把握しているだろう。情報屋を生業にしている人もいるのに。

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