『Fairy gone フェアリーゴーン』第11話「招かざる音楽隊」感想です。
前回あらすじ
オズとフラタニルを失い、悲しみに沈むドロテア。マーリヤは自分自身を「災いの子」だと責めるのだった。塞ぎ込むマーリヤにレイ・ドーンの妖精武器ソロリアスの所在を確認するという任務が下る。自由時間に、マーリヤは過去にお世話になったマフィア組織「ビャクレー」の親分ジングルに会いにいく。彼女はドロテアに自分がいてもいいのか逡巡していた。そこにフリー達が乗り込んでくる。フリーはマーリヤを守ると言い切り、ジングルに赦される。トラウマから解放されたマーリヤだったが、統一ゼスキアには軍靴の音が近付いていた。
11話あらすじ
シュヴァルツがハイブランツの独立を宣言し戦争を仕掛けてきた。ゴルバーン首相はドロテアと妖精省に迎撃を命じ、新型人工妖精の投入を決定。またネインの妖精武器アリアドラを解放する。
レイ・ドーンに接見した4人以外のドロテアメンバーは前線に投入された。しかし敵に手応えを感じない。そこにマーリヤたちがドロテア本部に帰ってくる。レイの親書をゴルバーンに手渡すのだが、そこに書かれていたのはシュヴァルツが謀反を起こしつつあるということ、そして最初の部隊は陽動であるということだった。
シュヴァルツの真の目的は皇帝キャスタルだった。アーケイムと協力して宮殿へと攻撃を仕掛ける。大天門にはリスカーが単騎で乗り込む。マーリヤ達は攻撃を止めるために出撃。フリーは妖精武器ヴェロスティールを振るうのだった。
戦争が開戦
シュヴァルツが首都に攻めてきた。シュヴァルツの目的は妖精を自由に使えるようにすることらしいが、その理由はいまいち判然としない。私は勝手にシュヴァルツのことは小物だと思っているので、本音は権力が欲しいというだけではないかと思っているのだが。
それにしても統一ゼスキアの国防が杜撰というか、陽動にまんまと引っかかり、首都決戦でも囮に引っかかる。まだ終戦後10年しか経っていないので平和ぼけということもないと思うのだが。『エガオノダイカ』を思い出してしまった。
次に七騎士と妖精武器だが、七騎士が最強で妖精に対して圧倒的に強いというのは分かるのだけど、その強さが飛び抜けていて酷くバランスが悪いように感じる。そうなら人工妖精を作る意味合いというのはほとんどなく、七騎士を数多く丸め込んだ方の勝ちでしかない。いくら旧型人工妖精が使えない状況下にあったとしても、リスカーひとりに大天門を陥落させられるほどの守りは、ノーガードに等しい。
そして一番気になるのは、なぜ七騎士には銃が全く当たらないのか?ネインにもリスカーにも全く当たらないので妖精の特殊能力ではないだろうから、七騎士の強さをアピールするための演出だと思われる。しかしいくら七騎士の気迫がすごいと言っても、あれだけの銃弾を外すわけはないので、すごくシリアスなはずのに滑稽なシーンに見えてしまう。
戦争の行く末
シュヴァルツとウルフランは皇帝キャスタルと対峙するだろう。しかしウルフランはレイ・ドーンとも内通しており、レイに開戦を知らせたのはウルフランであると考えられるので、シュヴァルツは裏切られるのではないかと思っている。
レイは妖精武器を持ち出している描写があったので宮殿に乗り込んでくるかもしれない。そこで第1クールは終わりになるのだろうか。
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