『Fairy gone フェアリーゴーン』16話感想 スウィーティーとパトリシアのコンビは大好き

『Fairy gone フェアリーゴーン』第16話「笑いころげるトンビ」感想です。長渕剛の曲みたいなサブタイトルだな。

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前回あらすじ

統歴495年、レドラットは王の自害を以て降伏。戦友だったフリーとウルフランと袂を分かち、今は敵対する関係となったが、フリーにアーケイムを離脱したウルフランの真意は分からなかった。ドロテアは捕らえたアーケイム構成員のゲイルの尋問のために、アクセルを頼る。アクセルが聞き出した情報によると、クリストフという男がシュヴァルツのクーデターに関与しているという。彼はシュヴァルツに王宮の地下通路を教えていた。そのクリストフは亡骸になって発見された。第一発見者はアクセルだったが、実は彼がクリストフを始末していたのだった。

15話あらすじ

船島の密輸品の中から「黒の妖精書」の9巻が発見された。妖精省大臣のマルコは首相ゴルバーンの命のもとにドロテアに調査を依頼する。

黒の妖精書が発見されたという情報はグイ・カーリン構成員のスウィーティーのところにも届いていた。彼女は同構成員のパトリシアとともに、グイ・カーリンを裏切り、独自に黒の妖精書を追っていた。

一方、ダミアンとヴェロニカも情報を入手し、黒の妖精書を追って船島へと入り込む。船島の管理棟に向かうが、そこにいたのはグイ・カーリン幹部のイージェイ・ダーヴェン・ソーだった。

イージェイは妖精武器モルテラントを携え、黒の妖精書を強奪。彼は白の妖精書の編纂者であるコレン・ソーの子孫で、コレンの成果を盗んだ黒の妖精書編纂者のクルーチャ・アルバストラを憎んでいた。

ヴェロニカは一度退却。スウィーティーがヴェロニカに接触して共闘することに。バーで作戦を練っているとイージェイが乱入してくる。妖精武器モルテラントとイージェイの操る妖精シャープサイトに苦戦を強いられるスウィーティー。

マーリヤとフリーも到着するも、妖精武器を持つイージェイの強さは圧倒的だった。ところが、イージェイは黒の妖精書を力づくで取りに来いとフリーに告げ、その場を去っていった。

スウィーティーがいい味だしてる


ザクレロに似てるパトリシア

前回はアクセルが実は結構やばいやつみたいな話だったのに、急に今回は黒の妖精書を巡る話になった。こういう脈絡のなさが視聴者を混乱させるんだが、いままで『フェアリーゴーン』を見てきた人には、もう慣れっこだ。

今回は面白かった。というのもスウィーティーとパトリシアのキャラクターが好きだからだ。二人の掛け合いは微笑ましいし、飄々として根無し草のように自分の利益だけを求めて行動する節操のなさや、ああ見えて意外と仲間想いだったりするところもなんだか憎めない。一筋縄ではいかないお姉さまとあほっぽい妹という感じだろうか。あと普通に容姿が可愛いと思う。

ヴェロニカと共闘を組んだときはこの3人が主人公でいいのにとすら思った。絶対あり得ないと思うが、スウィーティーとパトリシアのサイドストーリーみたいなスピンオフがあったら是非見たい。

妖精書編纂者の代理戦争?

14話では、赤の妖精書編纂者のチモシー・コナーの末裔のミケルが出てきて、ダミアンは黒の妖精書編纂者の子孫であることが明らかになったが、今回の新キャラクターのイージェイは白の妖精書編纂者の末裔であるということが明らかになって、編纂者お家騒動の代理戦争のような様相を呈してきた。特にイージェイは私怨も甚だしい。

そのイージェイがなぜ妖精武器を持っているかについてははっきりと分からないが、とりあえずこれで全ての妖精武器の在り処は判明したことになる。ペインシーラーは妖精省保管、フラタニルはシュヴァルツに譲渡、ヴェロスティールはフリー、ガドファクスはリスカー、アリアドラはネイン、そしてソロリアスはレイが所持している。同じ戦闘狂同士イージェイとリスカーが戦って欲しい。

最後にイージェイが圧倒的有利な状況にもかかわらず逃亡していった理由がよく分からなかった。黒の妖精書をエサにして、ダミアンを誘き出させようという考えなのだろうか。そのダミアンはヴェロニカを引き取っていたことがマーリヤについにバレてしまった。再びスウィーティー達とドロテアが共闘するパターンになるのだろうか。まあスウィーティーの出番が増えるのは嬉しいが。

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