『Fairy gone フェアリーゴーン』17話感想 グイ・カーリン殲滅作戦が始動

『Fairy gone フェアリーゴーン』第17話「砂の上の天秤」感想です。

スポンサーリンク

前回あらすじ

船島の密輸品の中から「黒の妖精書」の9巻が発見され、ドロテアが調査を開始する。スウィーティーとパトリシアはグイ・カーリンを裏切り、独自に黒の妖精書を追っていた。ダミアンとヴェロニカも情報を入手し、船島の管理棟に乗り込むと、グイ・カーリン幹部のイージェイが「黒の九」を強奪せんとするところだった。ヴェロニカはスウィーティー、パトリシアと協力するも、イージェイの妖精武器モルテラントと妖精シャープサイトに苦戦を強いられる。そこにフリーとマーリヤが到着するが、イージェイは「黒の九」を奪い逃走してしまった。

17話あらすじ

黒の妖精書との関連容疑でドロテアはダミアンを拘束する。ダミアンはネイン局長に、自身が黒の妖精書編纂者の末裔であることを交渉材料にドロテアを利用しようとしていた。

ネインはグイ・カーリンの殲滅を掲げ、ゴルバーン首相に上申する。首相の許可を得て、ドロテアはグイ・カーリンに関係している資産家や上級高官を次々に逮捕していった。

グイ・カーリンの内部情報は、フリーがスウィーティーからドロテアはスウィーティーを追わないということを条件に聞き出していた。

グイ・カーリンの弱体化が進む中、イージェイが動き出すという情報があり、ダミアンはフリーやマーリヤと共に安全な場所へ移動することに。車中でマーリヤはダミアンにヴェロニカを巻き込まないでと言うが、彼女の意思であると答えられるのみだった。

グイ・カーリン殲滅作戦

船島での、ドロテア、ヴェロニカ、スウィーティーの共闘が始まるのかと思ったら、開幕で既に船島の閉鎖が解かれていて、いきなりガッカリだった。絶対、この3人(グループ)の共闘はアニメ的に映えただろと思うのに、それをやらない理由がわからない。

代わりに始まったのは、グイ・カーリンのスポンサーから攻めていく兵糧作戦。まあこっちの方が効率的なのは事実だと思うのだが、スケールダウン感は否めない。それにそんなに簡単にスウィーティーの言うことを信じてもいいのだろうか。それに同じグイ・カーリン構成員のアクセルからは今まで情報を得られなかったのだろうか。まあスウィーティーは女性という武器があるので、籠絡して情報を得やすそうな気がするけど。

フリーの「俺を信じろ」のシーンはこっちの方が恥ずかしくなってしまった。この期に及んでかっこつけんなよ!とも思ったし、フリーは「信じろ」を連発している割に、あんまり活躍もしないので言葉がなんだか信用できない。黙って一気に飲むだけでいいのに。でも今まで「ビタースウィート」と呼んでいたのに「スウィーティー」と呼んでいたのは印象的だった。

そのフリーなのだが、マーリヤが戦う理由を見つけて手を差し伸べたとき、マーリヤかフリーのどっちかが裏切るんじゃないかと一瞬思った。結局そんなことはなかったが、ちょっと怪しい気もする。今まで戦いで負け続きだったのも、わざと手を抜いていたからだとかいう話になったら面白い。まずないと思うが。

一方で、妖精省次官のマルコは限りなく怪しい。彼が実はグイ・カーリンの最高幹部と言われても全く驚かないし、ラスボスでもおかしくない。黒の妖精書に記載されている技術を独占して世界を支配しようと企んでいるかのような印象すら受ける。

黒の妖精書について

黒の妖精書の中身は妖精憑きについて書かれているという話だったと思うのだが、今回の情報では国土の半分が砂漠(ミッドエンド)と化した原因が書かれているということだった。総合すると、妖精憑きの兵器転用のような話だろうか。

マーリヤが実は自分が危険な存在であることを認識して、「災いの子」であることをまた意識させられてしまう展開があるかもしれない。ただそのときにはきっと「幸せの子」であるヴェロニカもそばに居るはず。

黒の妖精書は危険視されて編集時に削除されたが、ダミアンのアルバストラ家には内容が代々伝わっていたらしい。スウィーティーは冒険家だった父の影響で、黒の妖精書に興味を持ったというのが、少し可愛らしいと思った。

コメント

タイトルとURLをコピーしました