『Fairy gone フェアリーゴーン』19話感想 真の黒幕はマルコなのか?

3.0

『Fairy gone フェアリーゴーン』第19話「悲しい声と黒い本」感想です。

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前回あらすじ

グイ・カーリン殲滅作戦は順調に進み、黒の妖精書もイージェイの持つ黒の九のみとなった。ネインは、外事省と同様に、妖精省長官のマルコとグイ・カーリンとの内通を疑っていた。マルコは妖精を崇めるアインツ教団の信者の残党であった。ドロテアはイージェイの居城に侵入する。培養型妖精兵のクアトーが邀撃するが、マーリヤの妖精の範囲攻撃にあえなく倒れる。フリーはイージェイを撃破。しかしイージェイの持つ妖精武器モルテラントは、隠密行動を取っていたヴェロニカの手に渡った。黒の九を回収したドロテアだったが、その帰路でウルフランの襲撃を受ける。ウルフランの仲間のミケルの従える妖精は、オズが使役していたものだった。

19話あらすじ

ミケルはオズの妖精・エアレーでマーリヤを襲撃するが、エアレーはミケルの言うことを聞かず暴走を始める。マーリヤはアッシュクラッドを発動し、エアレーを押さえつける。マーリヤはエアレーから悲しい声を聴いた。

その後、アッシュクラッドの新しい能力が発動し、ミケルの妖精原体が消滅。ミケルは妖精書を全て手に入れたと発言し、「人が住める世界は終わり、あらまほしき世が現れる」と叫んだ。

ミケルの発言から、黒の妖精書を保管している妖精省が真の黒幕だと判明。ダミアンは、妖精省はトゥパール王国を砂漠に変えた神獣の復活を企んでいるのではないかと結論づけた。

ゴルバーン首相は、意外な事実に困惑を隠せなかったが、ドロテアに妖精省長官のマルコと審議官グリフの逮捕を命令した。そして、ドロテアは妖精省へと乗り込む。

真の黒幕はマルコ?

ついにマルコが真の黒幕らしいということが明らかになった。その発覚の経緯が、ミケルが黒の妖精書を全部手に入れたって口を滑らせたから、というのが何ともお粗末だった。だが、今のままだとウルフランが、黒の妖精書を強奪した理由が全く分からない。放っておいても、黒の妖精書は妖精省に渡る上に、妖精省が真の黒幕だと気付かれることもない。

もしこれを言ったのが、ミケルではなくウルフランだったら、マルコを逆に陥れるために、ドロテアを誘導したのかなとも思うのだが。ミケルがそんなことするかなあ…

さて、ダミアンが言うには、神獣の復活には、融合体の確保(共食いをして複数の妖精器官を持つに至った妖精成体)と妖精憑きの妖精器官が必要らしい。前者は、マルコとグリフが祀っていたあの熊の妖精だろう。13話で、熊の妖精が他の妖精を共食いしているシーンがあった。そして妖精憑きの妖精器官はマーリヤのものを狙うのだろう。ただ、こういう重要な設定を最後にドドドと出してくるのはあんまり好きじゃない。

マルコとグリフはアインツ教団の信奉者なので、妖精が支配する世界を望んでいると思われる。「あらまほしき世」とは人間が消え去り、妖精のみが残る世界ではないか。ウルフランに関しては、もし完全に妖精省サイドの人間なら、戦争を経験して人間の醜さに気付いたというのが協力する理由だろうかと想像した。

アッシュクラッドの新しい能力?

アッシュクラッドがミケルのエアレーを大人しくさせると、ミケルの体内から妖精が飛び出して、妖精原体が消滅した。アッシュクラッドの新しい能力だと思われるが、これはマーリヤの妖精特有の能力なのだろうか。それとも妖精憑きなら誰でも可能なものなのだろうか。

もし妖精憑きの能力であれば、レイやヴェロニカも使用できることになる。レイは妖精憑きの妖精消滅能力を嫌って、スーナの民を焼き討ちしたと想像できる。でも前も言ったけど、レイは敵の感じがしないんだよなあ。あの熊もレイが運んだと考えれば辻褄は合うんだけど、どうも最後のラスボスがレイ・ドーンというのはしっくりこない。まだフリーがラスボスの方がしっくりくる。

キラさん化するマーリヤ

マーリヤはついに不殺の誓いまで立ててしまった。個人的には不殺主義はあんまり好きじゃない。戦争状態に近いのに、見逃して済むのは逆に緊迫感が削がれてしまう。不殺で有名なのはガンダムSEEDのキラさんだけど、私は彼は大嫌いだ。まあマーリヤの場合は、キラさんのように自分が強いからって舐めプしてるわけではないし、あくまで公的機関の職員でしかないので、そこまでの嫌悪感は持たないが。

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