アニメ『彼方のアストラ』第2話「WILDERNESS」感想です。
前回あらすじ
ケアード高校の定例行事である別惑星で5日間生徒たちと協力しあって暮らす惑星キャンプ。アリエスは8人の仲間たちと惑星マクパへ向かった。マクパに到着した一行の前に現れたのは、不気味な球体の物体だった。9人はその球体に次々に飲み込まれてしまい、目覚めると宇宙空間に放り出されていた。近くの無人船に避難したが、アリエスのスラスターが故障し宇宙空間に一人取り残されてしまった。キャプテン志望のカナタは彼女を救うためになけなしのスラスターで宇宙空間に飛び出す。メンバーたちの協力もありアリエスを救出することに成功する。ザックとアリエスの提案で、食糧などを補給できる惑星を経由して母星に帰還する計画を開始。カナタをキャプテンとし、一路、最初の目的地ヴィラヴァースへと向かうのだった。
2話あらすじ
ヴィラヴァースへと降り立った9人。3組に分かれて、食糧の採取、水の補給、船の整備を行う。食糧採取に向かったカナタ、アリエス、キトリー、ルカ、シャルス。不思議な植物や動物に怯えたり楽しんだりしながらも木の実などを集めていく。
船に戻ろうとしたその時、再び謎の球体が現れる。逃げることで巻き込まれることは避けられたが、キトリーは恐怖に取り乱し、カナタとフニシアに八つ当たりをして外に出て行ってしまう。
キトリーを探しに出た8人だったが、フニシアが急速に伸びる木の上に乗ってしまい、孤立してしまう。そこにドラゴンも現れ、窮地に陥るフニシアだったが、カナタが自身を顧みず木を飛び移ってフニシアを救出しに行く。
それを見ていたキトリーは自分の振る舞いを反省し、カナタの支援をする。無事フニシアを救出でき、キトリーは泣いてカナタに謝罪するのだった。
しかし、みんながカナタをキャプテンと認め、一致団結したと思っていたところに、ザックから通信機を故意に破壊した犯人が、この船内にいると告げられる。
特別な能力と過去の傷を持つ9人
カナタは恩師を亡くしたということは1話で語られていたが、その前は十種競技の選手だったことが明らかになった。彼の身体能力の高さはこれが理由らしい。一方で、アリエスは映像記憶能力があるようだ。ザックは天才的なエンジニアだし、シャルスは動植物に対する造詣が深いので、どのキャラクターも何か特殊な能力を持っている。他のメンバーも何かしらの能力を持っているのだろう。
またキトリーは、親がネグレクト気味だったという過去があり、メンバー9人は何かしら過去に闇を抱えているような気もする。この班はあえてそういう人物を集めて組んだのであろうか。もしそうなら謎の球体も学園側が仕掛けたものであるような気がするが。
キトリーは本当は優しい子だという演出はいいのだけど、あれだけ動物や謎の球体に恐怖感を感じていたキトリーが一人で宇宙船の外に出るというには少し考えにくいような気もする。そのあたりの整合性をもっと取って欲しかった。
通信機を破壊したのは誰か?
Cパートで通信機を故意に破壊した人物がいることが明らかになった。これが序盤の謎になるのだろう。通信機を破壊した本人が相談することは考えにくいのでザックは犯人から外れるだろうか。通信機を破壊してメンバーに混乱を齎したいという動機が考えられないこともないが、そうならカナタにだけ言う意味はないのでやはり犯人ではなさそう。
またメタ的ではあるがカナタとアリエスはまず犯人ではないだろうと思う。この2人のどちらかが犯人なら面白くはあるのだが、少年誌ということもあり可能性は低いと思う。明らかに怪しい人物も大抵犯人ではないので、怪しいのはルカとシャルスかなと今の段階では思っている。
まあもう原作では答えが分かっているので、あまり予想する意味もないかもしれないが、私は原作未読なので推理してみたいと思う。
コメント