『彼方のアストラ』8話感想 ポリーナ・リヴィンスカヤの謎の考察

アニメ『彼方のアストラ』第8話「LOST AND FOUND」感想です。原作は未読。

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前回あらすじ

シャルスはヴィクシア王政地区の貴族出身で、幼少期に幼馴染で平民のセイラとの悲しい事件について語った。その感動的な話にメンバーは、シャルスが今まで隠してきたことを許すのだった。アストラ号は第4惑星イクリスに到達。ところが、触手を持った植物に船が攻撃され、姿勢制御と減速に異常が発生。着陸を試みるが、突風が吹きアストラ号は崖に衝突。エンジンが大破し、航行が不可能になってしまう。しかしその惑星に探索をするとアストラ号とよく似た船が存在していた。そして、船内の冷凍睡眠装置には金髪の女性が眠っていた。

8話あらすじ

金髪の女性はポリーナ・リヴィンスカヤと名乗った。彼女も惑星イクリスに立ち寄った際に、獰猛な植物の攻撃を受け、宇宙船の居住区が破損。クルーも探索から返ってこず、ひとりで冷凍睡眠装置に入ったのだった。

12年の冷凍睡眠はあったものの、アストラ号のメンバーとはすぐに打ち解けた。アストラ号は大破した動力部を、ポリーナの船の無傷の動力部を再利用することで修理を試みる。その目論みは成功し、アストラ号は航行可能になった。

惑星イクリスを去る前にポリーナは過去の仲間が眠っている地を見に行く。そこには巨大なタケノコ状の植物が潜んでいた。その巨大タケノコのてっぺんに仲間のタグが下がっているのを発見し、カナタは棒高跳びの要領でそれを取り戻す。ポリーナは仲間達に祈り、惑星イクリスを後にするのだった。

ポリーナ・リヴィンスカヤの謎

ポリーナは年齢は明らかになっていないが、ポリ姉と呼ばれていることからカナタ達よりも年上だと思われる。現在の舞台は2063年で12年間冷凍睡眠していたことから、惑星イクリスに降り立ったのは2051年。一方でタグに書かれていた仲間の生年月日はどちらも2012年だったので、ポリーナも仲間と同い年だとすれば39歳前後になる。この年齢だと姉妹というよりは親子でもおかしくないが…

とりあえず大きく年上なのは確実だと思うので、その前提で行くと、ポリーナはなぜ惑星イクリスにアストラ号と同型機で来たのかという疑問が生じる。カナタ達のように謎の白い球体で飛ばされたということはないし、歳が違うので学校のキャンプでもない。

さらに不思議なのは、ポリーナの発言では12年前に何かやばいことが発生するはずだったらしいが、それを12年前に既に物心ついていたはずのユンファが知らないことである。これは冷凍睡眠後の錯乱という可能性があるが、基本的にミステリーではそういうふうに見せかけて重要なことをさらっと言うのでこれは真実の証言だと思う。

つまり、ポリーナはユンファ達と全く違う世界から来たと考えられる。なろう小説でもあるまいし、まさか異世界ではないと思うので、最も可能性が高いのは違う惑星から来たということだろう。そしてポリーナは地球から来たと作中で明言されている。つまりカナタ達の母星は地球ではないのではないか。カナタ達の母星の名前は明示されてない(はずな)ので、もしそうならこれは叙述トリックになる。

アストラ号は白い球体で飛ばされた惑星に置かれていたものであり、キャンプを仕組んだ人間がそこにわざと置いたものでなければ、その惑星のものだろう。同型の宇宙船に乗ってきたポリーナは地球から来たので、カナタ達が最初に飛ばされた惑星が既に滅んだ地球だとも考えられる。もし叙述トリックが仕組まれているとすれば、地球は必ず作中に登場しているはずで、最初の惑星だけ名称がないので、その点からも可能性が高い。

キトリーとフニシアの関係

キトリーとフニシアはザックが言うには同一人物らしい。同一人物が2人いるのは考えられないので、これはクローンのことだろう。7話感想でセイラとアリエスの関係を考察したときに、クローンの可能性に言及したが、今回のキトリーとフニシアの関係でその可能性がさらに高くなった。

しかしそうなると他の人物も他にクローンがいるのだろうか。少なくとも顔が似ていないので、クルーの中にペアは他にはいないように思う。あるとすれば宇宙船にいない人物とのクローンだが、今まで登場人物に特に怪しい人は見つけられない(キトリーがザックとザックの父のジェドが似ていると言ったが、それは性格の話なので多分関係ない気がする)。

キトリー愛の告白

キトリーがザックに結婚を申し込んだ。ツンデレなキトリーはかわいいが、今まで告白まで延ばし延ばししてきたラブコメばっかり見てきたので、こんなあっさりプロポーズされるとちょっと拍子抜けだったかもしれない。高校生で許嫁がいるなんて羨ましい。

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