『俺を好きなのはお前だけかよ(俺好き)』第6話「俺は、言うときは言う」感想です。
前回あらすじ
着実にハーレム街道を歩むジョーロ。ところが、あすなろに三股疑惑を突きつけられる。疑惑を否定するため、しばらく大人しくしていたジョーロだったが、百花祭の花舞展の選抜メンバーに選ばれてしまう。3年の女性代表はコスモス、2年はひまわり、1年は蒲田公英(たんぽぽ)になったが、たんぽぽはジョーロの悪評に恐怖し、代表を辞退。たんぽぽの代わりにサンちゃんが候補になった。花舞展を1週間後に控えたある日、ジョーロの三股疑惑記事がなぜか発行されてしまう。あすなろは謝罪したが、噂は広がり、ジョーロはひまわり達と距離を置くことに。ダンスの練習ができなくなったジョーロに、あすなろが責任を感じて、練習に付き合うようになった。しかし、そんなあすなろをコスモスは訝しんでいた。
6話あらすじ
百花祭当日。PTAから花舞展は男性1人女性3人が伝統であり、男性2人は許されないとクレームが入ってしまう。そのためサンちゃんが出場できなくなり、代役を探すことに。ジョーロは、今まで一緒に練習してくれたあすなろを誘い、彼女もそれを了承する。
ところが、コスモスはあすなろが代役になるのを認めなかった。なぜなら、あすなろはジョーロの三股疑惑をあえて校内に流布し、ジョーロを孤立させ、自分がジョーロを独占しようとしていたのを、コスモスに看破されてしまったからだった。
あすなろは嫌疑を否定するが、コスモスの物的証拠に罪を認めて、ジョーロに謝罪、告白するのだった。しかしジョーロは、あすなろをあえて強く拒絶し、彼女に訂正の機会を与えた。
花舞展の代役は、サンちゃんの計らいでパンジーになった。ひまわり、コスモス、パンジーとのダンスは大いに盛り上がり、花舞展は無事、成功に終わるのだった。
あすなろが可哀想
あすなろは確かに、ジョーロを貶めて自分だけがジョーロを独占しようとしたので、彼女が悪いのだけど、それはジョーロに対する一途な好意の暴走であって、そこまで彼女が邪悪だとは思えない。リアルの人間なら、こんなことされたら今回の仕打ちも当然かと思うのだが、二次元だと想いが強すぎて暴走するということはよくあることだし、それが是とされることも大いにあるので、彼女が可哀想という感想の方が強くなった。
特に、コスモスやひまわりは別にジョーロが好きだったわけでもなく、ジョーロを利用した挙句に、自分の思い通りにならなかったら、あっちから縁を切った人達なので、あすなろよりもよっぽど邪悪である。あすなろもコスモスなんかに説教はされたくないだろう。
しかも、ひまわりはまだ誰も好きでないと宣言しているので、まだギリギリ許せるが、コスモスは完全に抜け駆けにしてジョーロにキスまでしているので、何様だとしか思えない。むしろ拒絶するなら、あすなろではなくコスモスだろう。ジョーロには「コスモスは説教できる立場じゃないだろ。まだ自分のことを一途に好いてくれるあすなろの方がマシだわ。」とはっきり言って欲しい。
PTAの抗議に違和感
PTAの眼鏡をかけたおばさんが、学校に花舞展の男1人女3人の伝統を守れとクレームをつけたが、これはかなり違和感があった。普通、あの雰囲気のおばさんがクレームをつけるなら、男子1人に対して女性3人という不埒なイベントに対してのクレームで、男尊女卑に対する抗議だと思うからだ。伝統を守れというクレームであれば、男性のおっさんからのクレームにするべきだったと思う。
俺を好きなのはお前たちかよ
最初は、一番性格のキツそうなパンジーだけが自分を好きというのが面白かったが、もうコスモスもジョーロを好きになったし、あすなろもずっとジョーロを好きだったし、単なるハーレムものになってきているのが、とても残念。
まあまだ斉藤朱夏のキャラクターやたんぽぽなど新キャラもいるので、全く波乱なく終わってしまうのは考えにくいだろうが、私が見たかったのはもっとギスギスの人間関係だったので、少し期待外れな展開になってしまった。
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